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"強制党論に-原案そのまま" 親イ-親パク‘一本道勝負’

原文入力:2010-01-25午後10:04:21(2087字)
[世宗市修正案 27日立法予告]ハンナラ党論変更 衝突
親イ   "中間で整理? 無望な論争" 折衷案 遮断
親パク "修正案ゴリ押しは傲慢政治" 反発
中立指向議員ら "討論は必要" 両者仲裁に出る

チェ・ヘジョン記者,キム・ポンギュ記者

←チョン・モンジュン ハンナラ党代表(右から二人目)と親パク系のホ・テヨル最高委員(右端)が25日午前、ソウル,汝矣島の党舎で開かれた最高委員会議で並んで座りチャン・クァングン事務総長の市・道党国政報告大会関連報告を聞いている。 左側からコン・ソンジン最高委員,アン・サンス院内代表. キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr

政府が来る27日に世宗市修正案立法予告方針を明らかにし、世宗市修正を巡るハンナラ党の派閥葛藤が激しくなっている。ウォン・ヒリョン,ナム・ギョンピル議員など元祖少壮派は親李明博陣営には‘党論修正圧迫中断’を、親朴槿恵側には‘政府案に対する討論’を注文し、折衝を要求しているが、親イ-親パク共に政府案立法予告以後初めての関門である党論修正問題にたいし生死決断式論争に突入した。

■親イ "強制的党論推進"
党主流の親イ系は党論変更意志を曲げずにいる。チャン・クァングン事務総長は25日午前<SBS>ラジオ‘ソ・ドゥオンのSBS展望台’に出演し「論議の渦中にある法をそのまま本会議に上程し表決するのは政権与党として適切でない」として「中間地帯で立場を整理するという意見は今や無望な論争」と話した。党論変更の立場を明確にし一部部署を移転する折衷案議論の可能性も遮断したわけだ。

親イ側は一歩進んで‘強制的党論’を推進すると発表された。ある親イ側核心党役員は「党論変更は在籍議員の3分の2以上が賛成しなければならず、これは圧倒的な支持を意味する」とし「議員総会で‘勧告的党論’と定めない限り、変更された党論は当然に強制性を持つ」と主張した。親イ系がこういう強硬策を具体化する場合、親イ-親パク葛藤はさらに深化するほかはない。本会議で親パク議員らが反対票を投じる場合には党論不服に対する懲戒まで推進しえて物理的衝突に至る可能性も排除できない。

親イ側がこういう危険を知りながら超強手を挙論するのは、修正案に対する討論自体を封じ込めるパク前代表を強く圧迫しようとするものと見られる。また‘パク代表の反対で修正法案表決さえ難しい’という一部の憂慮を払拭させようとする意図も込められていると見られる。しかし親イの一部では「議決定足数(113人)確保に自信がある」とし、圧迫用ではなく本会議表決を前提としたものという意を表わしている。親パク系が野党との‘共助’することで世宗市修正案が否決されるならば、懲戒水準を越え‘分党’論議まで提起され得て葛藤が最高潮に達することもありうるだけに、最悪の状況まで想定して総力戦を繰り広げるほかはないということだ。ある親イ直系議員は「党の存立がかかった事業を無にしたという事実自体が途方もない波紋を起こす」として「この場合は果たして一緒にやることができるかという問題がふくらみ、分党論議につながる可能性が高い」と話した。

■親パク "党論変更不必要"
親パク系は党論変更と関連した議論自体を封じ込めている。親イ側が提起する党論変更方式や性格と関連した論議に飛び込む瞬間、親イ系の‘議論の枠組み’に閉じ込められかねないという危機意識が作用しているわけだ。これと共に党論を変更できないという立場も明確にしている。現在の党論は数十回の会議と特別委まで構成し議論した結果であり、これを変えるほどの特別な理由を探すことができないという主張だ。イ・ジョンヒョン議員は「万一このように簡単に党論を変更するならば、今後国民に何を党論だと言って出すことができようか」とし「既存の党論を覆すということは、それこそ数字と力のゴリ押し政治」と話した。ユ・ジョンボク議員も「たとえ党論を変えることができるとしても、本会議通過が難しい修正案をゴリ押しするのは、国民を考えない傲慢政治」と批判した。ホ・テヨル最高委員はこの日開かれたソウル市江北圏国政報告大会で 「私たちは弾劾逆風が吹き看板を下ろす目にあったが、結局は政権を勝ち取った」とし「歴代大統領の選挙結果で忠清圏で勝てなければ政権を創り出せなかったのに、今後どのようにするのか」と指摘した。

親パク側は党主流の‘修正案討論’要求に対抗し、来る2月の臨時国会対政府質問で世宗市修正案を公開的に糾弾するという方針を定めたと知られた。親イ側の‘分党可能性’提起に対しては 「今は話す段階ではない」として一線を画している。

チェ・ヘジョン記者idun@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/400945.html 訳J.S