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文大統領の支持率36%…岩盤支持層の40代でも50%以下に

登録:2021-10-16 06:14 修正:2021-10-19 22:04
文大統領の国政遂行に対する支持が36%、不支持は57% 
政党支持率では国民の力が33%、民主党は32%
文在寅大統領が今月15日、新型コロナワクチンの追加接種を受けるため、ソウル国立中央医療院の新型コロナ中央予防接種センターで、体温を測っている/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政遂行に対する支持率が2週連続小幅な下落傾向を見せ、36%を記録した。20代の支持率が20%台で最も低く、「岩盤支持層」と呼ばれた40代の支持率も50%を下回った。

 韓国ギャラップは15日、今月12~14日に全国の成人1000人を対象に文大統領の職務遂行に関する意見を調査(信頼水準95%、標本誤差±3.1ポイント)した結果、支持率は先週より1ポイント下落した36%、不支持率は3ポイント上昇した57%だったと発表した。支持率は9月第5週に38%を記録した後、2週連続小幅下落した。年齢別にみると、20代以下で25%を記録し、最も低かった。40代では48%で最も高かったが、「岩盤支持層」と呼ばれる40代の支持率が50%を下回ったのは3カ月ぶり(7月第2週、47%)。

 職務遂行を評価しない理由としては、「不動産政策」(35%)や「経済・暮らしの問題の解決が不十分」(10%)、「北朝鮮関係」(8%)、「新型コロナへの対応が不十分」(7%)、「全般的に不十分」(5%)、「公正でない・ダブルスタンダード」(4%)、「主観・所信不足、世論に振り回される」、「リーダーシップ不足・無能」(以上3%)、「大庄洞(テジャンドン)疑惑」(3%)、「庶民の暮らしの逼迫・貧富格差の拡大」(2%)などが挙げられた。不動産問題に対する指摘が先週より3%上昇し、大庄洞疑惑などが現政権の不動産政策に対する不支持にも影響を及ぼしたものと分析される。

 政党支持率では、国民の力が先週より1ポイント下落した33%、一方、共に民主党は3ポイント下落した32%だった。秋夕(チュソク=旧暦の8月15日の節句)直前の9月第3週から、2ポイントの格差が続いている。

 今回の調査は電話調査員によるインタビュー形式で行われ、回答率は14%だった。詳しい内容は韓国ギャラップまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認できる。

チャン・ナレ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1015322.html韓国語原文入力:2021-10-15 13:43
訳H.J

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