韓国政府は今月中に英国から100万回分のファイザー製新型コロナワクチンの供給を受け、今年12月に同量のワクチンを返すワクチン相互供与約定(スワップ)を締結した。
汎政府ワクチン導入タスクフォース(TF)は22日、英国政府とワクチンスワップを締結したことを明らかにした。これを受け、韓国政府は英国政府からファイザー製ワクチン100万回分の供給を受け、12月中に分割して返還することになる。具体的な供給日程は協議中だ。これに先立ち、大統領府高官は20日(現地時間)、米ニューヨークで開かれた文在寅大統領と英国のボリス・ジョンソン首相の首脳会談について説明する際、「9月25日から英国からmRNAワクチン100万回分が順次導入される可能性が高い」と述べた。
両国政府は今年8月末からワクチンスワップの可能性について協議しており、20日(現地時間)の韓英首脳会談をはじめとする外交行事を機に、ワクチンスワップの必要性に対する共感を強めた。
英国から導入される新型コロナワクチンは、50代と18~49歳の青年・壮年層の2回目の接種に使われる。これに先立ち、韓国政府はイスラエルやルーマニアとワクチンの交換・購買を通じて、それぞれ78万回分と150万3千回分のファイザー製とモデルナ製ワクチンを導入した。