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チョン総理 "商売繁盛" …住民 "原案守れ" 塩の洗礼

原文入力:2010-01-17午後09:56:30
[世宗市修正案 後暴風] 世宗市予定地
7回目訪問で商人と言い争いの末に辱め
"生計対策できるならば…" 地域民心に分裂の兆しも

ソン・インゴル記者

←チョン・ウンチャン総理が16日、忠南燕岐郡,鳥致院邑の中央市場を訪問し、商人たちに会う間、ある住民が‘世宗市原案推進’を要求するスローガンを叫び警察の制止を受けている。 燕岐/連合ニュース

16日午後、世宗市予定地の忠南燕岐郡に7回目の訪問をしたチョン総理は、鳥致院市場で市民たちを説得して回った。「世宗市に中央部署が来ても商売は良くならないが、企業都市がくれば商売が繁盛する。」と言うと、ある60代の果物商人はチョン総理に「修正案内容は原案の一部に過ぎない。原案を守らなければならない。後になって企業が来なければどうするのか?」と真っ向対立した。こういう言い争いが広がる間にこちらの住民たちはチョン総理に塩を投げた。一部住民たちはチョン総理に卵を投げようとしたが、警護員と警察に制止されもした。

市場通りであるハルモニはチョン総理に「ハンサムだね。この地域のために闘かおう」と話しかけた。チョン総理は喜んで「修正案のことか」と尋ねた。しかし、このハルモニは「原案を守ろう。忠清道の人はバカ正直で、一度決めたら死んでも生きてもそのまま行く」と言い返した。チョン総理はしょげた表情で背を向けた。

相次ぐ辱めにあった総理一行があたふたと市場を抜け出ると、市場の商人たちは集まって「総理がくる度に自尊心が余計に傷つく」「総理を見ると血圧が上がっていらいらする」「李明博の下で仕事をするのが恥ずかしくないのか」と荒々しく非難した。総理とハンナラ党議員,長官たちが来て、修正案が良いと言えば言うほど「原案を絶対に守らなければならない」という住民たちの意見もさらに強くなる雰囲気だ。鳥致院駅前で会ったイ・某(46・忠北,提川)氏は 「修正案がもっと良いならば、それに住民たちが先に歓迎するのではないか」と話した。

燕岐郡,南面眞儀里の懇談会では住民代表たちがチョン総理の発言に拍手する風変わりな風景が演出されることもした。しかしチョ・某(60・眞儀里)氏は'食べていかなければならないので、総理に‘アパートを建てて農業もできるようにしてくれ’と要請はしたが、それでも行政都市原案が修正案より良いと考える」と話した。借家人対策委関係者も「原案が良いということは分かるが、政府が反対し行政都市建設がうまくいかないので、とりあえず生計の策から用意しようとするだけ」として「総理の発言に拍手したからと修正案に賛成しているわけではない」と話した。

ホン・ソクハ行政都市霧散阻止忠清圏非常対策委員会事務局長は「大部分の地域民たちが国の未来のために犠牲にした原住民の真心と民主主義的法・手続きを無視した政府の修正案に怒っている」とし「政府が好みに合わせた世論調査で国民をごまかそうとすれば復元不能な社会混乱をむかえることになるだろう」と警告した。

燕岐/ソン・インゴル記者igsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/399460.html 訳J.S