防疫当局が新型コロナウイルスワクチン接種が始まった今年2月から今月までの感染者を分析したところ、ワクチンを接種していない感染者が91%を占めた。防疫当局はワクチン接種に積極的に参加するよう市民に訴えた。
中央事故収拾本部のソン・ヨンネ社会戦略班長は23日のブリーフィングで、「ブレイクスルー感染の例が報道されていることから、予防接種には効果がないとか薄いと思って接種を忌避したり躊躇したりする人もいるかもしれないが、ブレイクスルー感染が2千数百件発生したと言っても、接種者全体に比べれば0.03%」とし「2月から8月までに発生した患者を分析しても、未接種者が91%、(1回目の接種のみなどの)不完全接種者が7%、完全接種(接種完了)者が2%だった。外国では第4波を非接種者のパンデミックと呼ぶケースもある」と述べた。韓国国内のブレイクスルー感染例は、今月12日現在で累計2111人。これはその日現在の接種完了者708万356人のおよそ0.03%。
ソン班長はさらに、「韓国の5~7月のデータを分析すると、接種を完了すれば重症化は85%予防され、死亡は97%予防される。予防接種を受ければブレイクスルー感染も少ないが、たとえブレイクスルー感染が起きても、重症や死は最大限抑制されるということ」とし「(1次接種者が)全国民の50%を超えるとともに、60~74歳の高齢者層の2回目の接種が進められているため、接種完了率も急速に上昇するだろう。そういうことを念頭に置いていただいて、接種への積極的な参加をお願いする」と付け加えた。
コロナ予防接種対応推進団の説明によると、23日午前0時現在の1回目の接種率は50.5%、接種完了率は22.5%。