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政府, 北 観光再開実務接触 受け入れ方針

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/399139.html

原文入力:2010-01-15午後07:30:48
‘身辺安全保障’対話相手 調整に苦心

イ・ジェフン記者,ファン・ジュンボム記者

政府は金剛山・開城観光再開のための実務接触をしようという北側提案を原則的に受け入れるという方針を定めたことが15日知らされた。政府は接触の時期・主体・議題などに関する内部検討が終わり次第、早ければ来週初めに北側に返信を送る計画だと伝えられた。

大統領府関係者はこの日「接触をしない理由がない」と話した。チョン・ヘソン統一部スポークスマンもブリーフィングで「今日や週末の間に政府の立場を発表する計画はない」としつつも、前日受けた北側朝鮮アジア太平洋平和委員会(アジア太平洋委)の実務接触提案を「公式提案として受け付けた」と明らかにした。チョン スポークスマンは「過去、金剛山関連問題について我々の当局とアジア太平洋平和委員会間で実務接触をした事例がある」と付け加え、北側提案を受け入れる方針であることを明らかにした。政府は2007年12月25日と翌年2月5日に金剛山管理委員会設置問題で北側アジア太平洋委関係者と実務接触をした経緯がある。

チョン スポークスマンは「金剛山観光客被撃死亡事件の真相究明,再発防止,観光客身辺安全保障の制度化がみたされてこそ再開を検討することができる」として「最も重要なのは身辺安全問題」と話した。

これと関連して政府内では一時、今回の実務接触を提案した北側アジア太平洋委を‘当局’として見られるかを巡り論議があったと伝えられた。アジア太平洋委は北側労働党統一戦線部傘下の機構だ。しかし‘身辺安全保障の制度化問題を扱うことができる北側の代表性ある要人が出てくるかが重要だ’という側で端緒をつかんだと政府高位当局者が話した。政府は北側に公式返信を送る前に南北間の水面下意見交換を通じ今回の実務接触の格と主体を事前調整する方案も検討していると伝えられた。大統領府高位関係者は「会談することが重要なのではなく、何をするかが重要だ」と話した。

‘26~27日に金剛山で会おう’という北側提案と関連して、政府が李明博大統領のインド・スイス歴訪日程(24~30日)を考慮し時期などを調整し修正提案をする可能性もある。大統領府関係者は「実務接触時期を2月初めぐらいに遅らせることもありうる」と話した。

政府が国内保守層一部の問題提起を受け入れ、現金(ドル)で提供してきた既存観光代価の支給方式変更を今回提起するかについて、チョン スポークスマンは「現時点で明らかにするのは適切でない」と話した。金剛山・開城観光事業は国連安全保障理事会の対北韓制裁決議の適用対象には含まれない。

イ・ジェフン,ファン・ジュンボム記者nomad@hani.co.kr

原文: 訳J.S