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文大統領、ベトナム労働党書記長との電話会談で「北朝鮮との対話に向けた役割」を要請

登録:2021-07-16 08:07 修正:2021-07-16 08:16
「ミャンマーの民主主義のための緊密なコミュニケーションを期待」 
文在寅大統領=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領がベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長との電話会談で、「北朝鮮との早急な対話再開に向けて、国連安保理の非常任理事国であるベトナムが役割を果たしてほしい」と要請した。これに対しチョン党書記長は「ベトナムは朝鮮半島の非核化と、平和な協議と対話を支持する」と答えたと、大統領府が伝えた。

 文大統領は15日、韓国とベトナムの二国間関係の強化案を始め、主要地域および国際情勢などに関してチョン党書記長と協議し、「第2回朝米首脳会談の場所を提供し、重要な契機のたびに朝鮮半島の平和に向けた韓国政府の努力を支持してくれたベトナムに感謝する」と述べた。パク・キョンミ大統領府報道官が伝えた。

 文大統領はまた、「ミャンマーの民主主義のために両国が緊密にコミュニケーションを取ることを期待する」と述べ、チョン党書記長は「ミャンマーの状況を注視しており、ASEANの責任ある一員として、ミャンマーの平和と安定の回復のために引き続き協力していきたい」と答えた。

 今回の電話会談はベトナムの新指導部の発足後、両国首脳レベルで初めて行われたと大統領府は説明した。文大統領がチョン党書記長の続投を歓迎したことに対し、チョン党書記長は感謝の意を表するとともに、韓国が先進国に格上げされたことについてお祝いのメッセージを送った。さらに両国首脳は来年国交樹立30周年を迎え、両国関係が現在の「戦略的協力パートナー関係」からさらに一段階跳躍できるよう、積極的に協力していくことで意見が一致した。

 文大統領は、コロナ禍でベトナムが韓国の企業家活動を支援してくれたことに感謝の意を表した。同時にベトナムに進出した韓国国民と企業の安全と保護に力を入れてほしいと要請した。

イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/1003742.html韓国語原文入力:2021-07-15 21:36
訳H.J

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