ここ1週間で、新型コロナウイルスのデルタ株が韓国の6つの市・道で新たに確認されたことが分かった。まだ全国の感染者数に影響を及ぼすほど顕著な拡散ではないものの、伝播地域は徐々に全国へと広がる様相を呈している。
中央防疫対策本部(防対本)が28日に発表した主要変異株の分析結果によると、ここ1週間(6月20~26日)に遺伝子分析を行った地域社会での感染者642人中、デルタ株が検出されたのは21人。地域社会における感染者のうち、約3.3%がデルタ株に感染していたことになる。直前の週(6月13日~19日)の2.7%(19人)からやや増となった。
特に目立つのは、先週新たに確認されたデルタ株の感染者が、ソウル、大邱(テグ)、仁川(インチョン)、京畿道、忠清南道、全羅南道と、複数の地域に散らばっていることだ。このうち大邱の1人、忠清南道の1人などは、特定集団感染との関連が確認できない個別の新規感染例だ。
これとは別にデルタ株が検出される集団感染も日を追うごとに増えている。これまでに確認された仁川空港検疫所、仁川南洞区(ナムドング)の家族・学校関連、全羅南道咸平郡(ハムピョングン)の議員関連の集団感染に加え、先週は京畿道の知人会合関連(感染者4人)、京畿道の家族旅行関連(5人)、首都圏の知人会合関連(12人)、京畿道議政府市(ウィジョンブシ)の飲食店関連(16人)の集団感染からもデルタ株が検出された。これについて防対本のパク・ヨンジュン疫学調査チーム長は「以前に比べて地域的に(デルタ株の)伝播範囲が少し広くなっている」とし「(各検出事例の)伝播範囲がどれほどになるかについて、鋭意注視しながら追跡管理している」と述べた。
アルファ、ベータ、ガンマ、デルタなどすべての懸念される変異株の最近1週間の地域社会での検出率は30.5%(分析対象642人中、懸念される変異株の検出は196人)で、直前の週の33.2%よりやや低下した。196人中、アルファ株が175人、デルタ株が21人で、ベータとガンマは検出されていない。