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文大統領の側近「菅首相、G7サミットで文大統領を意図的に避けた」

登録:2021-06-18 04:50 修正:2021-06-18 08:24
日本に対し「断固とした態度で悪い癖を直しておくことも必要」
文在寅大統領がスペインでの公式歓迎式に参加している=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の欧州歴訪に特別随行員として同行している共に民主党のユン・ゴニョン議員は17日、英国で行われた主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、日本の菅義偉首相が文大統領を意図的に避けたとみられると述べた。そして日本に対し「緻密に準備し、断固とした態度で悪い癖を直しておくことも必要だと思う」とし、露骨な感情も示した。

 ユン議員はこの日、 MBC(文化放送)のラジオ番組「キム・ジョンベの視線集中」でのインタビューで「マスコミ報道や両国政府の関係者の説明を聞くと、ミーティングは行うことにしていたようだ。それはファクトのようだ」と語った。そしてユン議員は「略式会談自体は、外交において首脳間で互いに合意したものではない。実務的に行うものだから、(略式会談を行わなかった菅首相に対し)欠礼とまでいうのには負担がある」としながらも、「ただし、約束の場所になぜ出てこなかったのかは説明するのが道理だが、日本は言い訳を続けている」と指摘した。彼は「多国間会議にはラウンジという空間がある。全体会議が進められている時はコーヒーを飲みながら略式会談をする」とし、「今回はそのような機会が6回ほどあったという。ところが菅首相は、最初の機会にだけラウンジに少し現れ、残りは全く出てこなかった。どうみても、意図的に接触自体を避けたのではないかという考えが浮かぶ」と述べた。

 続いて「当初は菅首相のスケジュールのために行けなかったと言っていたが、その次には『プル・アサイド(pull aside、非公式略式会談)ミーティングが少しあった』とし、その次には『簡単なあいさつだけを交わした』という感じで話を変え続けており、責任を実務者に転嫁する態度ではないかと思われる」と付け加えた。

 文大統領が7月の東京五輪の開幕式への参加のために日本を訪問する可能性については「二つの方法をどちらも可能にしておき、考えなければならない」と明らかにした。ユン議員は「一つ目は日本に行く案だ。いくら日本が子どものような振る舞いをしたとしても、度量を広くおおらかに手を先に差しだすことが勝つ方法なのかもしれない。一方で、今回を機に、緻密に準備し断固とした態度で悪い癖を直しておくことも必要だと思う」と述べた。また、「(東京五輪)ボイコットも含まれると思う」とし、「ただし、そのカードは最後の場面に緻密に使わなければならない。刃は鞘から取り出さない時が最も恐ろしい」と述べた。

 ユン議員は「文大統領がG7での記念撮影の際にノーネクタイ姿だったことは外交的な欠礼だという主張」について「真剣に答える水準の問題だとはいいがたい」と明らかにした。ユン議員は「今回のG7サミットのドレスコードは各自に任されていた。今回だけでなく、前回もそのような事例が本当に多かった」と述べた。

イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/999792.html韓国語原文入力:2021-06-17 15:14
訳M.S

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