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北東アジアの安全保障構図を再編する「朝ロ密着」【寄稿】

登録:2026-05-15 06:45 修正:2026-05-16 10:20
チェ・ジェドク | ソウル科学総合大学院大学教授
朝鮮中央通信は27日、北朝鮮の金正恩国務委員長が先月26日、平壌でロシアのクルスク解放作戦終結1周年を記念して開かれた「海外軍事作戦戦闘勲章記念館」の竣工式に出席し、演説したと報じた/朝鮮中央通信・聯合ニュース

 最近の北朝鮮とロシアの関係は、協力を超えて構造再編の段階に入っている。先月、ロシアの高官らが相次いで訪朝し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と会談したのは、朝ロ関係が質的に転換しつつあることを示唆している。

 両国関係は「戦争協力」を機に急速に深まった。ロシアは北朝鮮の派兵を正当な協力とみなし、北朝鮮もこれに政治的正当性を見出すことで、朝ロ関係が「戦友の関係」として再定義されている。

 ロシア国防相が訪朝し、朝ロ間の中長期的な軍事協力構想に言及したのは、両国の軍事協力の拡大を宣言したものといえる。今後、ロシアが北朝鮮に衛星技術、固体燃料ミサイル技術、偵察衛星運用能力などを移転した場合、北朝鮮が「質的な技術基盤を持つ軍事力」へと転換するきっかけになり得る。北朝鮮の核開発初期に旧ソ連の核科学者たちの技術的貢献が北朝鮮の核問題の出発点だったことを考えると、これは韓国が直面する安保上の脅威を大幅に高める可能性がある。

 今回の朝ロ間のハイレベル交流で注目すべきなのは、ロシアの天然資源相の訪朝だ。天然資源省はロシアのエネルギー・鉱物戦略と直結した中核機関であり、同相の訪朝は、ロシアの対外経済および資源戦略に北朝鮮を組み込むためと思われる。これは、参戦の見返りとしてエネルギーを提供する「交換構造」を形成したとみることができる。

 特に、西側諸国による制裁の長期化の中でロシアがアジア地域に代替経済圏を構築しようとする動きと相まって、朝ロ間の資源・エネルギー・インフラ協力が構造的な形へと発展する可能性があり、北朝鮮はこれを制裁環境下における経済構造再編のチャンスとして活用しうる。

 朝ロのハイレベル交流の意味は以下の通り。第一に、協力の範囲が全方位的に拡大し、構造的な協力体制へと転換しつつある。第二に、両国の軍事協力が制度化され、準同盟の段階へと移行している。第三に、こうした変化は中ロ連帯と有機的に連動し、北東アジアの安全保障の構図を再編する可能性が高い。

 2023年のボストーチヌイ宇宙基地での朝ロ首脳会談、2023年下半期とされる北朝鮮によるロシア・ウクライナ戦争への武器支援と北朝鮮軍の派兵、2024年に締結された「朝ロ包括的戦略パートナーシップ」条約、そして4月のハイレベル交流などの過程は、両国関係が制度化された協力段階へと移行していることを示している。朝ロ関係は、経済と安全保障が結合した複合的な相互依存関係へと発展する可能性があり、北朝鮮に対する均衡役を果たす余地があったロシアは、むしろ北朝鮮の戦略的後援者へと変わりつつある。

 ロシアとウクライナの戦争による韓ロ関係の冷え込みは、ロシアを通じた北朝鮮牽制のテコを弱め、韓国の戦略的余地の縮小につながった。これに対し、韓国は次のように対応すべきだ。第一に、韓ロの外交チャンネルを回復し、エネルギー、造船など非政治的領域を中心に接点を回復しなければならない。第二に、朝ロの軍事協力の深まりに対応し、核心的な軍事能力を強化するとともに、北朝鮮の戦力高度化に対処しなければならない。第三に、韓米同盟を基盤とする一方で、韓中関係と韓ロ関係を発展させ、中ロを通じた北朝鮮牽制のテコを回復しなければならない。

 朝ロの密着は、朝鮮半島の安全保障環境に構造的な変化をもたらす要因だ。したがって韓国の対応も戦略の再設計というレベルで行われるべきであり、新たな安保環境に対する総合的なアプローチを模索しなければならない。

//ハンギョレ新聞社
チェ・ジェドク | ソウル科学総合大学院大学教授(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/because/1258538.html韓国語原文入力:2026-05-13 19:13
訳H.J

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