チョン・セギュン首相がイランに3カ月近く抑留されている韓国船舶「韓国ケミ号」と船長の解放問題を解決するため、イランを訪問する可能性が高いことが2日に分かった。
外交部や首相室などの説明を総合すると、チョン首相は今月第3週に2~3日の日程でイランを訪問するために最終調整を行っているという。与党関係者は「韓国ケミ号と船長の解放に関する交渉が大詰めを迎えている。今のところ、妥結の可能性が高いと聞いている」と述べた。チョン首相が直接イランのハッサン・ロウハ二大統領と面会し、抑留船舶や船員解放問題などを最終妥結する可能性が高いという。
イラン革命防衛隊は今年1月4日、オマーン付近の海域でケミ号を拿捕し、船長など韓国人5人を含む船員20人を抑留した。現在ほとんどが解放されており、抑留されているのは船長1人だけだ。残りの韓国人船員ら13人は船舶の維持などに備え、現地に留まっている。