17~18日に韓国を訪れたアントニー・ブリンケン米国務長官が、第二次世界大戦当時、日本軍が行った女性への性的搾取問題について、「深刻な人権侵害だ」と述べた。
ブリンケン長官は18日、「韓国放送」(KBS)とのインタビューで、日本軍「慰安婦」被害者は「自発的な契約に基づく売春婦」だったと主張した米ハーバード大学ロースクールのマーク・ラムザイヤ―教授の論文に対する見解を尋ねる質問に、このように答えた。
ブリンケン長官は「その論文についてはよく知らない」としながらも、「ただし、第二次世界大戦当時、日本軍などによって行われた女性に対する性的搾取が深刻な人権侵害であると、我々が長い間話してきたことだけは、申し上げることができる」と述べた。
ラムザイヤ―教授の論文については、ハーバード大学内部でも深刻な問題があるという批判の声があがった。ハーバード大学の大学新聞「クリムゾン」は7日(現地時間)、ラムザイヤ―教授の主張が原因で、国際的論議が起こっているとし、国内外の批判世論を取り上げる記事を掲載した。