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文大統領「慰安婦被害者をはじめ、女性により苛酷だった韓国の近現代史に思いをはせ」

登録:2021-03-09 04:48 修正:2021-03-09 07:49
SNSに国際女性デーに関する書き込み
文在寅大統領がSNSにアップした文章//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が8日の国際女性デーを迎え、「慰安婦被害者をはじめとして、女性たちにとってより苛酷だった韓国の近現代史に思いをはせつつ、屈せずに女性の地位を高めてきたすべての女性たちに敬意を表する」と述べた。

 文大統領はこの日、フェイスブックなどのSNSに「国際女性デーおめでとうございます」との見出しをつけた文章をアップした。文大統領はこの文章で「国連女性機関(UNウィメン)の定めた本年の『国際女性デー』のテーマは『リーダーシップを発揮する女性たち:コロナ禍の世界で平等な未来を実現する』だ」とし「各分野で女性が同等な権利を持ち、指導者の役割が果たせる世の中を作っていく」と明らかにした。文大統領は「韓国はこの分野で非常に恥ずかしい水準だ。女性がキャリアの断絶なく、より多くの場でより多く働く時、抱擁的な回復と跳躍も早まることだろう。政府がまず模範を示すよう目標を高めていく」と付け加えた。

 文大統領はまた、パク・ワンソの小説『私がいちばん最後まで持っているもの』に出てくる「私が見て感じる私がもっと重要だ」というくだりを引用しつつ「私たちは長い間、周辺によって規定された人生を生きねばならなかったし、女性たちは何倍もの困難を経験した」とし「しかし、偏見と差別を乗り越えて自分を見出した女性たちがおり、おかげで私たちは互いの感情と生を尊重する方法を学び、実践するようになった」と記した。文大統領は「コロナの困難の中でも、女性たちは危機克服の支えとなり、より多くの苦しみを経た。深く感謝の意を表し、また重い責任を感じる。私たちが誇らしく『国際女性デー』を祝える日が来ることを祈る」と結んでいる。

イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/985840.html韓国語原文入力:2021-03-08 11:45
訳D.K

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