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韓国地域社会に広がった変異ウイルス…「外国人集団感染、38人全員に可能性」

登録:2021-02-04 01:25 修正:2021-02-04 08:19
英国発の変異ウイルス感染者4人、指標患者の親戚 
4日ぶりに400人台に増加した新規感染者 
政府、今週末に防疫緩和の可否を決定
3日午後、仁川国際空港第1旅客ターミナルにて。入国者たちが空港の防疫手順に従って移動している/聯合ニュース

 感染力が一段と強いといわれている新型コロナウイルスの変異株が、韓国国内の地域社会で広がった事例が3日に初めて確認された。1日当たりの新規感染者数も再び400人台に増加し、新型コロナ流行の再拡散への懸念が再び強まる気配を示している。政府は今週の流行状況を見守った上で、週末に防疫守則を緩和するかどうかを決定する予定だ。

 3日午前0時現在で、過去24時間以内に確認されたコロナ新規感染者は467人。新規感染者は、先月31日以降は300人台が保たれてきたが、4日ぶりに400人台に増えた。政府は、新規感染者の発生推移などによっては、夜9時以降の営業制限などの措置を緩和しうると表明してきた。中央事故収拾本部のユン・テホ防疫総括班長はこの日の定例ブリーフィングで「IM宣教会発の拡散は止まったものの、日常生活のあちこちで集団感染例が出現しており、医療機関、矯正施設の集団感染も再び確認されている」とし「まだ警戒心を緩める状況ではないと判断する」と述べた。

 特に防疫当局は、流行の第3波の再拡散に影響を与えかねない変数として変異ウイルスを挙げてきたが、この日初めて国内の地域社会での変異株への感染例が確認された。中央防疫対策本部(防対本)はこの日のブリーフィングで、「今月1日以降、国内で27件のウイルスを分析した結果、5件から変異ウイルスが確認された」と明かした。5件のうち4件は英国発の変異株で、国外から入国した同居家族から感染したのではなく、地域社会で感染した初の事例だ。

 これらの患者は、現在までに累計で38人が確認されている「慶尚南道、全羅南道の外国人の親戚からの集団感染」から連なる感染者だ。この集団感染の指標患者(最初に陽性判定を受けた感染者)は、昨年12月25日にアラブ首長国連邦から入国し、1月7日の自己隔離解除前検査で陽性判定を受けた。慶尚南道鎮海市(チンヘシ)の自宅に滞在していたが、その後、家族や親戚を中心として感染確認が相次いだ。この家を訪れた親戚が参加した会合を通じて、計7世帯で感染が発生したと推定される。英国発の変異株に感染した4人も指標患者の親戚だ。

 防対本のパク・ヨンジュン疫学調査チーム長は「疫学的に接触歴が確実に確認された状況なので、この事例で確認された38人全員が変異ウイルスに感染している可能性が高い」と述べた。5件のうち残りの1件は、慶尚北道亀尾(クミ)で確認された南アフリカ発の変異ウイルスへの感染例だ。これにより、昨年10月以降に国内で確認された変異株への感染例は39件となった。

 防疫当局は、変異ウイルスの感染力が強く、流行をさらに急速に拡大させうるということに注視している。パク疫学調査チーム長は「海外では変異ウイルスが主なウイルス種にとなっている国が多くなっているうえ、変異ウイルスが確認された国も多くなっているため、国内に流入する可能性が高まっている」とし「変異ウイルスが国内に入ってきて伝播が速くなり、範囲も広くなるのは時間の問題」との懸念を示した。防疫当局の説明によると、現在までに75カ国で変異ウイルスが確認されている。

 このほか飲食店、流通業者、家族間での集団感染などが後を絶たないのが現状だ。ソウル広津区(クァンジング)の飲食店関連の例では、先月29日の感染者の初確認以降に実施された接触者調査の結果、さらに42人が確定判定を受けた。同店は一般飲食店として登録されているが、ダンスや飲酒などが行われる感性酒屋として営業していたところ、集団感染が発生したもの。現在、防疫当局は接触者など813人を検査している。先日、9人の収容者が確定判定を受けたソウル南部刑務所は、全数調査の結果、収容者全員が陰性と判定された。

ソ・ヘミ、オク・キウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/981714.html韓国語原文入力:2021-02-03 19:21
訳D.K

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