次期大統領の適任者として、有権者はイ・ジェミョン京畿道知事を最も好むことが明らかになった。
ハンギョレが世論調査機関のケイスタットリサーチに依頼し、全国18歳以上の有権者1000人を対象に12月27日から3日間行った世論調査(信頼水準95%、標本誤差±3.1ポイント)で、「次期大統領として誰が最も適任だと考えるか」という質問に回答者の23.8%がイ知事を挙げた。続いてユン・ソクヨル検察総長が17.2%、イ・ナギョン共に民主党代表が15.4%で、イ知事との「三強構図」を形成した。
イ・ジェミョン知事は60代以上の年齢層を除くすべての年齢層で最も多くの支持を得た。特に与党の中心支持層の40代(36.0%)で、ユン総長とイ・ナギョン代表に対し2倍以上リードした。イ・ジェミョン知事は、進歩層(34.4%)と中道層(24.1%)でも支持度が相対的に高かった。ユン総長は、60代(30.1%)と70代以上(22.9%)、ソウル(19.2%)と大邱(テグ)・慶尚北道(25.8%)、保守層(31.4%)、自営業者層(29.0%)で優勢だった。イ・ナギョン代表は光州(クァンジュ)と全羅(40.3%)地域でのみ二人を上回った。
昨年4月の総選挙で民主党候補に投票した回答者層では、イ・ジェミョン知事(33.9%)とイ・ナギョン代表(30.8%)の支持率は誤差範囲内だった。総選挙の際に未来統合党(現「国民の力」)に投票したという回答者層では、ユン総長(39.2%)とイ・ジェミョン知事(11.0%)の順の支持度を示した。イ知事は統合党の投票層で、野党候補である国民の党のアン・チョルス代表(9.0%)と無所属のホン・ジュンピョ議員(8.8%)、ユ・スンミン元議員(5.3%)も上回った。
今回の調査結果は、昨年のハンギョレの新年世論調査との違いが明らかだ。2020年の新年世論調査では、イ・ナギョン代表が25.3%の支持度で独走1位を記録したなか、ファン・ギョアン元自由韓国党代表(10.9%)とイ・ジェミョン知事(5.5%)が離れて後を追った。ケイスタットリサーチの関係者は「イ・ジェミョン知事が、新型コロナに対する先導的な対応やベーシックインカム・地域貨幣などの政策を主導し、全国的なイッシューメーカーの役割を果たしたことが受け入れられた」としながら、「イ・ナギョン代表の場合、党を導いて政党の論理に従わなければならない点で、均一な支持率を得るのが難しくなった状況」だと診断した。
今回調査で、汎与党陣営の候補者群(イ・ナギョン、イ・ジェミョン、シム・サンジョン、キム・ブギョム)の支持率の合計は42.0%で、野党の候補者群(ユン・ソクヨル、アン・チョルス、ホン・ジュンピョ、ユ・スンミン・ファン・ギョアン、オ・セフン、ウォン・ヒリョン、キム・ジョンイン)の支持率の合計(36.9%)を誤差範囲内でリードした。
■調査方法
調査日時 2020年12月27~29日
調査対象 全国満18歳以上の成人男女1000人
調査方法 携帯電話の仮想番号を活用した電話面接調査
応答率 24.4%
標本抽出 地域・性・年齢別人口比例にともなう標本抽出後に加重値付与
(2020年11月行政安全部発表の住民登録人口基準)
標本誤差 95%信頼水準で±3.1ポイント
調査機関 (株)ケイスタットリサーチ
調査依頼 ハンギョレ新聞社