カトリックの司教や司祭、修道者に続き、プロテスタントの牧師と信者や円仏教の教務らも検察改革を求めた。
「検察改革を熱望するキリスト人たち」は8日、ソウル瑞草区(ソチョグ)の最高検察庁前で宣言文を発表し「積弊の最高峰は他ならぬ検察組織」とし、「大韓民国の検察は捜査権と起訴権を独占する全世界で類を見ない強大な権力機関」だと批判した。
また、法相と検察総長の対立の渦中にあるユン・ソクヨル総長はもちろん、検察改革に反発する検事たちを「特権勢力」と批判した。彼らは宣言文で「検察改革で最も重要なのは検察の特権を解体することだ。現在、検察は国民の熱望である検察改革を頓挫させるため、検事同一体という名目で検察改革反対の先鋒に立ったユン・ソクヨル総長を庇護し、抗命している」とし、ユン総長の辞任を求めた。SNSを通じて進められた今回の連帯署名には、計3815人が参加した。
検察改革を望む円仏教の教務らも9日午前11時、ソウル汝矣島(ヨイド)の国会議事堂正門前で検察改革を求める記者会見を開き、宣言文を発表する予定だ。
円仏教の教務らは「積弊を清算し、正義の通る国を作るための検察改革は、最後の関門で座礁の危機を迎えた」とし、「これ以上法律が特定勢力の権力として乱用されないよう、国会が高位公職者犯罪捜査処(公捜処)を設置し、検察の起訴権と捜査権の独占を分散する立法を通じて検察改革を締めくくるべきだ」と強調した。