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文大統領とバイデン氏、初の電話会談「朝鮮半島の平和と北朝鮮核問題で緊密に協力を」

登録:2020-11-13 06:19 修正:2020-11-13 07:10
韓米同盟と防衛公約を再確認 
新型コロナ、気候変動に共同対応
文在寅大統領が今月12日午前、バイデン次期米大統領と初めての電話会談を行っている=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が12日、米国のジョー・バイデン次期大統領と初の電話会談を行い、北朝鮮の核問題解決など朝鮮半島の懸案について緊密に協力していくことにした。

 文大統領は同日午前9時から14分間にわたって行われたバイデン氏との電話会談で、韓米同盟や北朝鮮核問題、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、気候変動への対応という4つの議題について意見を交わした。文大統領は会談で「今回の選挙結果はバイデン次期大統領の長年の国政経験と卓越したリーダーシップなどに対する米国国民の高い期待が反映されたもの」だとして、祝いの言葉を述べたと、カン・ミンソク大統領府報道官が春秋館ブリーフィングで明らかにした。特にバイデン氏が米国の退役軍人の日を迎え、フィラデルフィアの朝鮮戦争参戦記念碑に献花し、最近韓国メディアに寄稿文を送って韓米同盟の堅固さを再確認した事実などに言及し、「韓米関係の発展と朝鮮半島における平和の定着に対する高い関心と意志」を表すものとして、謝意を表明した。文大統領は「朝鮮半島と東アジアの平和、繁栄の基盤となってきた韓米同盟の未来志向的発展と朝鮮半島非核化及び恒久的平和定着に向けて緊密に疎通していくことを願う」と述べた。

 バイデン氏もそれに応えた。彼は韓国を「インド太平洋地域の安保と繁栄における核心軸(linchpin)」と言及し、「韓国に対する防衛公約を維持し、北朝鮮核問題解決に向けて緊密に協力していく」と強調した。新型コロナと気候変動などに対しても協力を拡大していくことにした。バイデン氏は「今後新型コロナへの対応や保健安保、世界経済回復、気候変動、民主主義、そしてインド太平洋地域の平和と繁栄に向けて韓米が緊密に協力していくことを期待する」とし、「韓国と米国で同じ日に1人目の新型コロナの感染者が発生したが、韓国が非常にうまく対応してきたことに対し、文大統領に敬意を表する」と述べた。さらに「米国が韓国のような対応を取るには、まだまだ道のりが遠い。幸いワクチンが開発されて道が開かれており、今から新政権発足時まで新型コロナの抑制のために努力する」と付け加えた。文大統領とバイデン氏は、来年1月の米大統領の公式就任後、できるだけ早期に会って直接話し合う機会を持つことにした。

ソ・ヨンジ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/969747.html韓国語原文入力:2020-11-13 02:39
訳H.J

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