軍服務時代の「特恵休暇」の疑いを受けているチュ・ミエ法務部長官の息子S氏(27)の自宅やオフィスなどを、検察が家宅捜索した。休暇延長の過程で、S氏と主な関係者の間でどのようなやり取りがあったのかを確認するために行われたものと見られるが、検察内外では「遅きに失した捜査」という声もあがっている。
ソウル東部地検刑事1部(キム・ドクコン部長)は22日、前日に全羅北道全州市(チョンジュシ)にあるチュ長官の息子S氏のオフィスと自宅を家宅捜索したと発表した。S氏は今年初めから全州所在のプロサッカー球団でインターンをしているという。また、検察は今月19日には、当時部隊の志願将校として勤務していたK大尉とチュ・ミエ議員室の補佐官だったC氏の自宅に対する家宅捜索も行ったと明らかにした。
検察はS氏やC氏、軍関係者らから「2回にわたる病気休暇(2017年6月5~23日)後に個人休暇(6月24~27日)を延長する際、事前に承認を得た」という趣旨の供述を確保し、この主張が客観的な物証と合致するかどうかを確認している。休暇延長の過程でK大尉と少なくとも3回連絡したとされるC元補佐官は、検察の調査で「S氏の頼みで連絡したが、単なる問い合わせであって請託ではなかった」という趣旨の供述をしたという。K大尉は検察の調査過程で、C元補佐官との通話した日にちや回数を確定できず、供述が二転三転したという。検察は、今回の家宅捜索で確保した携帯電話などを分析し、彼らのやり取りがどのようなものだったのか、休暇の問い合わせで明らかになった3人のほかに、第3者の介入はなかったのかを調べているという。
法曹界では、今回の検察の家宅捜索が通常の捜査慣行に比べて遅きに失したという指摘もある。ある部長検事出身の弁護士は「事件が割り当てられて8カ月が過ぎた時点で、主な関連者たちを全員調査してから強制捜査に入るのは、通常の捜査慣行からして理解しがたい側面がある」とし、「3年前に起きたことで、多くの資料がすでに消えている可能性が高く、有意義な証拠を得られるかは疑問だ」と指摘した。