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チュ・ミエ法相「私も夫も軍に請願したことはない」

登録:2020-09-18 06:54 修正:2020-09-18 07:59
対政府質問の最終日も激しい攻防 
娘の飲食店で政治資金を使ったかを追及 
「娘の店だからといって、ただで食べることはできないではないか」
チュ・ミエ法務部長官が17日午後、ソウル汝矣島の国会で行われた本会議の教育・社会・文化分野の対政府質問で、国民の力のキム・サンフン議員の質問に答えている/聯合ニュース

 4日にわたって行なわれた定期国会の対政府質問の最終日の17日も、チュ・ミエ法務部長官の子どもへの特恵疑惑に関する激しい攻防が続いた。チュ長官は「確認されていない疑惑を提起する野党議員は、どう責任を取るつもりか」「公正は三寸の舌から出るものではない」と攻勢的な態度を示しもした。

 チュ長官はこの日、国防部への請願など息子のS氏の軍での特恵休暇の議論に対し、一つひとつ反論した。彼女は国民の力(旧・未来統合党)のキム・サンフン議員が「KATUSA支援班長との面談記録では、両親が請願したことになっている」と追及すると「私は請願したことはない。私の夫にも請願したことはないという事実を確認した」と答えた。 そして、「私と夫は仕事で極めて忙しく、私の息子と娘はほとんどすべての問題を自分で解決して生きてきた」と請託疑惑をすべて否認した。

 この日の対政府質問では、チュ長官が第19代国会議員であった2014~2015年、長女が経営したソウル梨泰院(イテウォン)のレストランで21回にわたり250万ウォン(約22万円)ほどの政治資金を出費したことについても攻防が続いた。これに先立ち、国民の力のチョ・スジン議員が公開したチュ長官の議員時代の政治資金支出明細には、チュ長官の娘が経営するレストランで2014年11月から翌年8月まで懇談会を21回行った内容が含まれている。国民の力のチェ・ヒョンドゥ議員が「国民が集めてくれた政治資金を娘の飲食店に集中的に使ったのではないか」と指摘すると、チュ長官は「娘の店だからといって、ただで食べることはできないではないか。記者たちと(そこで)国民の生活の話もしながら『かんばれ』と子どもに激励もしたりした」と反論した。そして「高騰する賃貸料や権利金のために若者の未来は暗い。若者の創業にとって韓国社会の地代が障害物になる」とし、だしぬけに若者・不動産問題に言及したりした。

 一方、この日の対政府質問に出たチョン・セギュン首相は「悔しい点があるだろう」と言い、チュ長官をかばった。彼は「請託はひそかに行なうものだ。チュ長官としては非常に悔しい点が多くあるはずだと思う」と述べた。

ノ・ヒョヌン、キム・ウォンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/962610.html韓国語原文入力:2020-09-18 02:45
訳M.S

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