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強化された防疫措置「1千万市民の一時停止」1週間、ソウルの交通機関利用率39%減

登録:2020-09-07 02:33 修正:2020-09-07 07:36
ソウル地下鉄2号線の駅三駅の出入口に防疫統制に関する案内が掲示されている/聯合ニュース

 この1週間、強化された社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)により、ソウル市の公共交通機関の利用量は前年同期比で39%も減少する一方、食堂や居酒屋の営業制限によりコンビニでは夜9時台の売り上げが増加するなど、市民の防疫守則順守による変化が顕著になっている。ソウル市は、「強化された社会的距離措置レベル2(レベル2.5)」が13日まで延長されることに伴い、ソウル市の「1千万市民の停止週間」も延長することにした。

 ソウル市のソ・ジョンヒョプ市長権限代行は6日、「30日に強化された社会的距離措置が首都圏に実施されてから、ソウル市の公共交通機関の利用率は前年同期に比べ39.1%減少した」とし「1000万市民の停止週間を一週間延長するとともに、一部の防疫措置を拡大施行して新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡散を確実に抑える」と述べた。バスの利用率は37.3%の減少、地下鉄は40.7%の減少だった。

 首都圏の社会的距離措置レベル2.5の延長実施に伴い、ソウルでは13日まで市内バスの縮小運行が続く。また、ソウルの一般飲食店、休憩飲食店(アルコール以外の飲み物など、簡単な飲食物を提供する飲食店)、製菓店16万1087店▽屋台、露店、キッチンカー2804店は、夜9時から翌朝5時まではテイクアウトと配達販売のみが認められる。フランチャイズ型コーヒー専門店4511店、▽フランチャイズ型製菓・製パン店、アイスクリーム・かき氷店2176店は、営業時間にかかわらず店内での飲食が禁止される。予備校・塾・習い事教室1万477校の集合を禁止する現行の措置も延長される。その他にもソウル市は、漢江(ハンガン)公園などに市民が集まることについても、点検と取り締まりを強化していると明らかにした。

 一方、首都圏での社会的距離措置レベル2.5実施により、夜9時以降の食堂などでの飲食が禁止されたことで、その時間帯のコンビニの売上が増加したことが分かった。Eマート24は「社会的距離措置レベル2.5が実施された首都圏の店舗の今月1~3日の時間帯ごとの売上を調べた結果、午後9時台の売上が23.3%増えた」と発表した。GS25も先月31日から3日にかけて、ソウル市内の店舗の夜9時の売り上げが前週の同期間(24~27日)に比べ27.1%増加したという。

ソ・ヘミ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/960936.html韓国語原文入力:2020-09-06 16:17
訳D.K

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