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韓国東南部、台風9号で浸水被害続出…窓ガラスの破片で死亡事故も

登録:2020-09-04 08:46 修正:2020-09-04 09:45
釜山で1人が死亡、14人が負傷 
約29万世帯で停電被害
釜山市沙下区甘泉洞のある教会の尖塔が強風で壊れた=釜山地方警察庁提供//ハンギョレ新聞社

 台風9号「メイサーク」により釜山(プサン)で1人が死亡、14人が負傷するなど人命被害が相次いだ。釜山市機張郡(キジャングン)の原子力発電所4基が稼動を停止し、4万世帯が停電の被害を受けるなど、施設の被害も続出した。

 3日、警察などの話によると、台風が釜山南西海岸に上陸する45分前の同日午前1時35分ごろ、釜山沙下区(サハグ)のMマンションで、Aさん(67)がベランダの窓にテープを貼っていたところ、突然割れた窓ガラスで左手首と右腕を切った。割れた窓ガラスの破片で手首などを切って出血が激しかったAさんは近くの大学病院に運ばれたが、午前2時6分に死亡した。

 この日午後4時30分現在、行政安全部中央災害安全対策本部は台風9号により江原道、全羅北道、済州道、釜山市、蔚山市(ウルサンシ)、慶尚南道金海(キムヘ)の6つ市・道で42世帯58人の被災者が発生したと集計した。江原道の被災者は計23世帯27人で、全国の市・道の中で最も多かった。三陟(サムチョク)の臨院港では防波堤を越えてきた波のため船舶4隻が転覆し、波が魚市場や活魚刺身センターなど商店街を襲った。

 台風9号による道路冠水や住宅の浸水・破損など施設被害は計1550件と集計された。地域別では済州道756件、釜山224件、忠清北道111件、大邱・江原道それぞれ78件、忠清南道60件、全羅南道53件、蔚山38件、京畿道23件などだった。

 特に3日未明には台風の影響で原子力発電所の運転が停止したりもした。韓国水力原子力古里原子力本部はこの日未明、運営中だった古里(コリ)3・4号機、新古里(シンゴリ)1・2号機の原子炉が停止したと明らかにした。非常発電機が正常稼動し、放射性物質の漏出はなかったと把握されている。

 一方、台風によって全国で29万4169世帯が停電の被害に遭った。現在、24万3719世帯は復旧を終えているが、5万450世帯が復旧作業を進めている。

 台風9号は3日午後、北朝鮮の咸興(ハムフン)の東の海上で温帯低気圧に変質して消滅した。

ソ・ヘミ、キム・ヨンドン、パク・スヒョク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/960704.html韓国語原文入力:2020-09-04 02:30
訳C.M

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