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統一部長官、ハリス米大使に「韓米作業部会の運営・機能の再調整」求める

登録:2020-08-19 00:15 修正:2020-08-19 06:39
18日、政府ソウル庁舎で面会し 
「南北関係の発展と平和促進の方向で…米国の協力、非常に重要」 
ハリス大使「南北協力の方法、作業部会を通じて模索することを強く支持」
イ・イニョン統一部長官(右)が今月18日、政府ソウル庁舎の長官室で就任後初めてハリー・ハリス駐韓米国大使と面会し、意見を交換している/聯合ニュース

 イ・イニョン統一部長官は18日、「韓米作業部会は運営と機能を再調整・再編し、南北関係の発展と朝鮮半島平和政策を促進する方向で役割を明確にすると共に、それを志向していかなければならない」という見解を示した。

 イ長官は同日午後、政府ソウル庁舎統一部長官室でハリー・ハリス駐韓米国大使と面会し、「こうすれば(韓米)作業部会が南北関係を制約する枠組みとして作動するという一部の懸念を払拭できるだろう」とし、このように述べた。

 同日の面会は、イ長官の就任を機に、周辺主要国の駐韓大使との接触の一環として行われた。イ長官は19日、シン海明・駐韓中国大使とも面会する予定だ。

 イ長官は「韓米作業部会は制裁に関する協議の側面で非常に効率的だったという肯定的評価もある一方、南北関係を制約する枠組みとして働いたという批判的見解もあった」と、ハリス大使に伝えた。

 イ長官のこのような発言は、面会が始まった直後、取材陣に公開された冒頭発言として行われた。取材陣の前で米国大使に「韓米作業部会の運営・機能の再調整」を求めたということだ。

 イ長官は「最近、南北及び朝米関係の膠着局面が長びいている状況で、南北対話を復元し、“食料や保健・医療、離散家族の再会”という人道的協力と“小さな交易”を進めると共に、南北間合意の履行という大きな枠組みで南北関係を改善していくべきだと思う」とし、「このような構想は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が8・15光復節記念式典での演説で示した平和・経済・生命共同体概念と一致するもの」だと述べた。さらに「こうした考えが実現するためには、米国の協力と支持が非常に重要だ」とし、『雨降って地固まる』ということわざのように、南北関係が膠着局面を乗り越え、さらに強固な関係に生まれ変われるよう、米国側の積極的な協力を要請する」と強調した。

 ハリス大使は「米国は南北協力とその(南北協力の)方法を韓米作業部会を通して模索することを強く支持する」とし、「これが朝鮮半島により安全で安定的な環境を造成するのに役立つと信じている」と述べた。

イ・ジェフン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/958261.html韓国語原文入力:2020-08-18 20:21
訳H.J

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