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イ・ワング忠南道知事 電撃 辞退

原文入力:2009-12-03午後07:25:07
‘世宗市 反発’民心に身を預ける
ハンナラ党籍はそのまま維持

ソン・ヨンチョル記者

←イ・ワング忠南知事が3日午後、国会で知事職辞退記者会見をした後、挨拶している。 パク・ジョンシク記者

イ・ワング忠南知事が3日政府の世宗市原案修正方針に反発し道知事職を辞退した。

ハンナラ党所属のイ知事はこの日国会で記者会見を行い「世宗市原案修正が公論化された今、誰かが法執行が中断された点と約束を守ることが出来ない点に責任を負わなければならない」として「選出職道知事として昨日は法執行に協力して欲しいと言いながら、今日は正反対の論理で他のことを申し上げる自信がなく知事職を辞退する」と話した。

彼は「政府が世宗市を初めは松島・坡州のような都市にすると言い、以後には緑色成長都市,企業都市,科学ビジネス ベルトにすると、数回言葉を変えた」として「代案用意過程もやはり徹底的に非公開で行っておき、このようにして出てきた代案がどんな内容であろうとも正当性を確保できるだろうか」と強く批判した。だが彼は「政策的価値問題で見解を異にするだけで離党は絶対しない。ハンナラ党を堅く守る」と話した。

イ知事の辞退は忠南圏民心に身を預けた政治的勝負の賭けと見える。政府の世宗市原案修正方針に激昂した地域民心を代弁し、既得権を捨てる姿が大統領選挙を夢見る彼としては政治的損害にはならないためだ。彼は「現時点では来年の地方選挙に出馬するつもりは全くない。中央政治舞台で活動するつもりもない」としたが、彼の目標は‘中央舞台’であると見られる。この日、道知事辞退会見を国会でしたのもこういう脈絡と見られる。

大統領府とハンナラ党指導部は困惑している様子だ。特にそうでなくとも与党内部で世宗市修正退却気流が広がっている状況で、イ知事の辞退がもう一つの悪材料として作用しないだろうか憂慮する雰囲気だ。

キム・ウンヘ大統領府報道官は「苦心の末に下した決定と理解するが残念だ」と話した。チョ・ユンソン ハンナラ党スポークスマンは「政府代案が出てくることもしない状況で解決策を見出さなければならない重大な責任がある方が浅はかな姿を見せ残念だ」と批判的に論評した。

ソン・ヨンチョル記者sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/391311.html 訳J.S