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"数年間 精魂を込めた事業 世宗市に全て奪わる"

原文入力:2009-11-26午後02:44:00
経済・医療・科学都市…地域主要事業と重複
"MBは江南政権,嶺南政権ではない"

パク・ヨンニュル記者

世宗市‘集中配当’に煮えくり返る大邱・慶北

"李明博政権に後頭部を殴られないように、今からでも市長,国会議員,市民皆が立ち上がり動かなければならない。顔色を伺って後悔するのをやめよう。"

最近、慶北,金泉市が誘致に努めてきたロッテ ビール工場が世宗市に行くかもしれないという言論報道が出てきた後、<金泉インターネット新聞>ホームページにあがった地域住民のコメントだ。

ハンナラ党の菜園、大邱・慶北が政府の行政都市修正案の流れ弾にあたりグツグツと煮えくり返っている。

政府が出した行政都市自足機能拡充方案に含まれた国家産業団地造成,国際科学ビジネスベルト誘致,研究所および重イオン加速器誘致など、主要方案が大邱・慶北の主要事業と相当部分で重なるためだ。

大邱・慶北で数年間にわたり精魂を込めてきた事業らも国務総理室世宗市企画団の計画により一日で行政都市に行く可能性が大きくなった。わずか2ヶ月前の9月28日、国家産業団地の指定を受けた大邱国家科学産業団地と浦項ブルーバレー,亀尾ハイテクバレーなど3ヶ所は、世宗市の国家産業団地に押され‘うわべ’だけになる境遇だ。慶北道のある関係者は「政府がほぼ同じ時期に造成される世宗市国家産業団地に各種税金・補助金恩恵を与えて低価格で分譲すれば、大邱・慶北国家産業団地に来る企業があるか」と憂慮した。

大邱新西革新都市内に先端医療複合団地を誘致し、大邱を栄えさせるという夢も動揺している。政府は米国系投資会社を前面に出し大邱と五松に建設される先端医療複合団地を合わせたより4倍も大きい医療科学グリーンシティの建設を推進すると確認された。すでに浦項に本部を置くアジア太平洋理論物理センターや、ポステックと慶北道・浦項市が誘致に努めてきたドイツのマックスプランク研究所を世宗市に誘致するという発表も地域民たちを怒らせた。

浦項経実連イ・ジェヒョン事務局長は「当初の行政都市の建設目的が地域均衡発展のためだったのに、イ政府の修正案は他の地域の事業を全て世宗市に注ぎ込むという話と同じだ」として憤慨した。亀尾草の根希望連帯も25日声明を出し「首都圏規制緩和の後に続いた世宗市の企業中心都市への変更は、結局首都圏だけのための百年大計」と非難した。23日の大邱市議会に続き、25日には亀尾市議会が「世宗市修正案に反対する」という決議案を採択した。
イ・チョルウ,ユ・スンミン,イ・ハンク議員など、この地域出身の議員らも相次ぎ言論インタビュー等を通じ「世宗市修正で大邱・慶北地域に被害をもたらしてはならない」としブレーキをかけた。状況がこのようになり、李明博大統領の兄イ・サンドク議員とチュ・ホヨン特任長官は24日に記者懇談会を開き「大邱・慶北が決して被害をこうむらないようにする」として鎮火に出た。

イ・チャンヨン地方分権運動大邱慶北本部執行委員長は「大邱・慶北住民たちは約束を守る人を好むが、李明博政府は国民と地域に対する信頼を捨てている」として「数十年間にわたりハンナラ党のつっかい棒だったこの地域で‘李明博政権は江南政権であって嶺南政権ではない’という話まで出ている」と話した。

大邱/パク・ヨンニュル記者ylpak@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/389947.html 訳J.S