現代自動車の江南(カンナム)新社屋が空軍のレーダーを遮るという議論に関して、現代自動車が空軍に新しいレーダーの購入および運用費用を支払うことになった。
軍当局者は27日、「先週、現代自動車が国防部と空軍の作戦制限事項の解消案に合意した。それにより現代自動車がレーダーの購入および維持費用を支払うことになった」と述べた。
現代自動車グループはソウル江南に地上105階(高さ569メートル)の新社屋である「グローバルビジネスセンター」(GBC)を建設する計画だったが、これに関して空軍が、新社屋が建つとソウル首都圏で運用中のレーダーに死角が生じるなど、軍の作戦に支障が予想されると異議を申し立てた。現代自動車は新しいレーダーの設置のために、購入費用だけではなく設置・運営・維持・管理の費用も負担する。
軍当局者は「軍が提起した問題を現代が受け入れた。軍の作戦に支障をきたさないため、現代自動車の新社屋建設にこれ以上反対する理由はない」と語った。
現代自動車と空軍が合意することにより、現代自動車の新社屋は計画通り今年上半期に着工される見込みだ。竣工予定時期は2026年下半期だ。新社屋はソウル江南区永東(ヨンドン)大路512の面積7万4148平方メートルの敷地に、地下7階~地上105階で作られる。