原文入力:2009-11-23午後09:11:42
イ大統領 任命強行…24日から3年任期 開始
理事会面接で "記者職と統合" 役割縮小 表明
労組 "批判機能 枯死…出勤阻止・全面ストライキ突入"
イ・ムニョン記者,チェ・ヘジョン記者,パク・ジョンシク記者
←キム・インギュ新<韓国放送>社長に反対する内容の貼り紙が貼り出されたソウル,汝矣島,韓国放送新館入口で23日午後、関係者たちが出入りしている。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr
李明博大統領がキム・インギュ韓国デジタルメディア産業協会会長を<韓国放送>(KBS)新社長に任命した23日、韓国放送労組は来月3日から‘キム・インギュ落下傘社長反対闘争’全面ストライキに突入することを決議した。社長就任一日前のこの日、キム・インギュ新社長の去る1月の「KBSのPD300人を減らしても何の問題もない」という発言が真偽攻防の俎上に再び上がった。
労組はこの日、非常対策委員会を開き「26日から来月2日まで賛否投票を行い、3日から全面ストライキに入ることを決めた」と明らかにした。キム社長の初出勤日である24日朝7時には組合員を本館1階駐車場に集結させ出勤阻止闘争に突入し、7時30分には本館前で全組合員対象の非常総会を開き‘落下傘社長阻止のための闘争宣言式および全面ストライキ闘争要求決議大会’を開催する予定だ。労組関係者は「24日出勤阻止を通り抜ければ本館6階社長室前で連座座り込みに入る」とし「物理力を動員し引きずり出すかは論議中」と説明した。
労組はこの日発行した号外ビラでキム社長の理事会面接当時の発言を土台に‘PD規模縮小’疑惑も提起した。労組によればある理事がキム社長に「かつて‘KBSのディレクターを300人減らしても問題ない’と明らかにしたが、所信に変化はないか」と尋ねると、キム社長は「変わりない」と答えた。
キム社長は今年1月<ソウル大 同窓会報>とのインタビューで「ディレクターが多いので<時事トゥナイト>のようなプログラムばかり作って、プログラム一つにディレクターが8人ずつ関わっている」として、ディレクター人員縮小の必要性を主張した。彼は「放送改革1番地がディレクター改革」とか「ディレクターたちが非正常的に権力化されている」として、ディレクターを狙った発言を吐き出した。労組はこの日「(キム・インギュ氏が社長になれば)政権批判と監視機能を果たしてきたディレクターの時事告発機能が枯死するだろう」と憂慮した。
反面、理事会事務局は「号外ビラの内容は事実ではない」として「ディレクターと記者の協力システムを強調し、今後は採用段階からディレクター・記者職を放送職種に統合し選抜するという計画を明らかにしただけ」と反論した。事務局反論資料によれば、キム社長は記者・ディレクター職種統合計画が「この時の(ソウル大同窓会報インタビュー)考えを修正したことなのか」というある理事の質問に「まったく同じ話」と答えた。事務局資料でもキム社長は今年1月の発言を否認していないが、事務局はキム社長の返答について「面接当時、キム候補はディレクター300人を切ると言ったことがない」と解釈した。
該当質問を投じた野党理事たちは「事務局の恣意的・越権的解釈」として反発している。ある理事は「‘ディレクター縮小所信に変わりはないか’と私が繰り返し尋ね、キム・インギュ氏は‘そうだ’という趣旨で答えた。理事ら皆がそのように理解した」として「私たちが表決を拒否し再公募を要求したのはキム氏の変わらぬ認識が大きい役割をした」と明らかにした。
韓国放送のあるディレクターは「キム・インギュ氏が記者・ディレクター統合職群に言及したこと自体が、社長になった後にディレクターを減らしディレクタージャーナリズムをなくそうとする意図と思われる」と指摘した。
この日国会の文化体育観光放送通信委員会全体会議で、野党は大統領府が通信3社に250億ウォンの基金を出資するよう外圧を加えた背後にキム社長を名指しして疑惑解消のための真相調査小委員会の構成を要求した。チョ・ヨンテク民主党議員は「国会が真偽を明確にすることこそ、KBS社長としての資格と判断基準を提示すること」と主張した。
イ大統領はこの日、韓国放送理事会が行政安全部を通じてあげたキム社長任命推薦案に電子決裁で署名した。 キム社長は24日から3年任期を開始する。
イ・ムニョン,チェ・ヘジョン記者moon0@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/389383.html 訳J.S