本文に移動

文大統領「韓国の新型コロナ防疫経験を共有する」

登録:2020-04-15 06:33 修正:2020-04-15 09:27
ASEAN+3(韓中日)首脳特別テレビ会議で
文在寅大統領が今月14日午後、大統領府の執務室で「ASEAN+3首脳テレビ会議」を行っている=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が14日、「韓国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の防疫経験と教訓を共有し、共に知恵を集めることを期待する」とし、韓-ASEAN保健長官の対話チャンネルを新たに構築することを提案した。

 文大統領は同日、ASEAN+3(韓中日)首脳特別テレビ会議で、「韓国は他の国よりCOVID-19の感染拡大を早く経験し、多くの挑戦に立ち向かってきた。幸い、今は安定化段階に入っている」としたうえで、「集中的な検疫と追跡、徹底した疫学調査、透明な情報共有に基づく国民の自発的な参加が大きな力になった」と述べた。

 文大統領は「韓国はCOVID-19に対応し、一貫して開放性や透明性、民主性の3大原則を守ってきた」とし、「感染病を克服するためには、国民が防疫主体にならなければならない」と強調した。

 文大統領はCOVID-19の克服に向け、ASEAN加盟国に対する協力を約束した。彼は「防疫と医療品を適切な時期に提供できるよう、人道支援予算を追加で確保し、ASEANを含めた各国の支援要請に状況が許す限り協力する」と述べた。さらに「地域の保健協力システムの強化に向けて『韓-ASEAN保健長官対話チャンネル』を新設しよう」と提案した。文大統領はまた、「経済への否定的な影響を最小化するため、経済と人的交流、貿易と投資、食糧物資の必須的な流れを維持しなければならない」と強調した。

ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/937049.html韓国語原文入力:2020-04-14 19:46
訳H.J

関連記事