新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹った場合、肺機能低下につながる可能性が高いという理由で、COVID-19高危険群に「喫煙者」が新たに追加された。
5日の防疫当局によるCOVID-19対応指針(7-4版)によると、COVID-19高危険群に「喫煙者」が新たに含まれた。既存の高危険群は、65歳以上の高齢者や糖尿病患者、抗がん治療中のがん患者、免疫抑制剤服用患者などの慢性基礎疾患者、高度の肥満者、透析患者、移植患者、妊婦、初期酸素治療が必要な入院患者などだった。高危険群がCOVID-19に感染した場合、自宅隔離や生活治療センターなど施設隔離ではなく、必ず病院での入院治療を受けることになる。
クォン・ジュヌク中央防疫対策本部(防対本)副本部長はこの日の定例ブリーフィングで「英国の防疫当局が中国で研究された論文を引用したものによると、非喫煙者より喫煙者が重症以上を発生する確率が14倍高いことが分かった」とし、「喫煙者の場合、顔または呼吸器系統に手がよく接触するという危険性がある」と明らかにした。ただし、クォン副本部長は「ただし若年層の場合、喫煙経歴だけで重症以上の病床を割り当てるよりは、現場の医療陣が注意してモニタリングをし、診療をしてほしい」と付け加えた。前日、防疫当局は「各国の最新勧告事項を検討した結果、喫煙者の場合、肺機能低下が出た可能性が非常に高いとみている」とし「米国疾病管理予防センター(CDC)の指針も喫煙者を高危険群に分類している」と説明した。
イ・ユジン記者 ysong@donga.com