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韓国、小学校1・2年生はテレビを見て学習誌を解いて遠隔授業

登録:2020-04-05 21:53 修正:2020-04-06 07:03
スマート機器なくとも遠隔授業に参加 
EBS 2つのチャンネルで…学習誌は郵送も 
出席は保護者と教師が携帯メールなどで確認
3月31日午後、ソウル市龍山区のある小学校で、生徒が閉ざされた門を眺めている//ハンギョレ新聞社

 小学校1・2年生は、今月20日に“オンライン授業”を開始しても、スマート機器を使わずに教育放送(EBS)を見て学習誌を解き遠隔授業を受けることになる。小学校低学年は、パソコンやタブレットなどを利用した双方向授業への参加は現実的に難しく、有害コンテンツから保護する必要があるとの指摘が反映された決定だ。

 5日、教育部は「小学校1・2年生は、ケーブルテレビ(EBSプラス2)と地上波放送(EBS 2)の2つのチャンネルで放送を見て遠隔授業に参加できる」として「国語・算数などの教科関連放送はもちろん、統合教科と『美術探検隊』、『ニャーオ クラシック』などの創意的体験活動関連番組も放映する予定」と明らかにした。また教育部は、テレビを見てハングルで書き、数字を書くなど多様な学習誌で構成された『学習セット』を郵便などで提供することにした。

 小学校低学年の特性上、出席は保護者と担任教師が携帯メールをやりとりしたり、保護者がオンライン学級サイトにコメントを残すことで確認できるようにする。担任教師は、教育放送を見たり学習誌を解くなどによる遠隔授業の期間について、生徒たちの活動を登校開始後に学校生活記録簿に記録する。教育部は、より具体的な評価と記録の方式を8日、市・道の教育庁に連絡する予定だ。教育放送の視聴と学習誌を活用した教育は、小学校1・2年生の緊急保護教室でも行われる見込みだ。

 これに先立つ先月31日、オンライン始業発表ブリーフィングで教育部のク・ヨンヒ生涯未来教育局長は「小学校1・2年生の場合、実質的にパソコンやタブレットを利用して学習することに非常に難しい部分がある」として、テレビを活用した遠隔授業方式を予告した。当時、教育部は小学校低学年などに限り教師の家庭訪問を通じた直接的学習支援の可能性も検討していると明らかにしたが、最終的には実施されなくなった。感染可能性に対する憂慮と教師の反発などで一歩後退したと見られる。

イ・ユジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/935677.html韓国語原文入力:2020-04-05 18:27
訳J.S

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