本文に移動

WHO、韓国の新型コロナ「コホート研究」に参加

登録:2020-03-18 05:56 修正:2020-03-18 07:40
専門家2人を派遣し、患者の特徴を観察 
外交部「診断キット要請する国多い」
今月16日午後、仁川国際空港第2ターミナルでパリ発の旅客機に乗って到着した乗客たちが、検疫と連絡先の確認など特別入国手続きを踏んでいる//ハンギョレ新聞社

 世界保健機関(WHO)が韓国の専門家が主導する「国内の新型コロナ・コホート研究」に参加することを決めた。韓国国内での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)研究が今後の世界各国への対応指針や勧告を作るための根拠資料になり得るという意味だ。国内のCOVID-19診断キット関連物品の輸入を要請する国も相次いでいる。

 クォン・ジュヌク中央防疫対策本部副本部長は17日の定例ブリーフィングで「WHOが各国の指針、勧告などを作る際に根拠として使用できるとして、韓国の研究に参加することを要請してきた」とし、「18日から『国内の新型コロナ・コホート研究』準備会議が国立中央医療院主管で開かれる」と発表した。このため、WHO本部所属の専門家2人が緊急訪韓し、会議に出席する予定だ。COVID-19はワクチンがまだ開発されていない新しい感染病であるため、感染病の特性を究明する必要がある。防疫当局は今回の研究を通じて、COVID-19患者の臨床的特徴や変化を観察する計画だ。患者から採取した血液や小便、大便、呼吸器、可検物などからウイルスがいつどれだけ出るのか、症状の発現後いつウイルスが消えるのかなどを明らかにすることを目標としている。

 外交部は同日、COVID-19診断キット関連物品の輸入を希望する国と無償支援を要請する国からの問い合わせが増えていると明らかにした。輸入を希望する国々はサンプルや国内業界の紹介、韓国企業の入札への参加などを要請していると、外交部は説明した。外交部高官は「輸出要請と関連しては、国内需要に影響を及ぼさないことを優先的に考慮し、無償支援の要請については関係省庁間で十分な協議を行う予定だ」と述べた。

ノ・ジウォン、パク・ミンヒ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/933032.html韓国語原文入力:2020-03-18 02:39
訳H.J

関連記事