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感染1000人に迫る、11人目の死亡…小規模の集団感染あい次ぐ

登録:2020-02-26 02:29 修正:2020-02-26 11:46
[25日現在、感染者977人] 
 
重度障害者施設を襲った新型コロナ 
漆谷の「麦粒愛の家」で22人感染確認 
 
大韓航空の客室乗務員も陽性 
イスラエル聖地巡礼団と同じ便に搭乗 
 
清道デナム病院の葬儀に参列の 
大規模教会の副牧師が感染 
礼拝に参加して追加感染「非常事態」
25日午後、新型コロナウイルス感染者の隔離病床が設けられた大邱市中区の啓明大学大邱東山病院にて。医療陣が言葉を交わしている//ハンギョレ新聞社

 国内の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が25日、1千人に迫るほど増加した。新天地大邱(テグ)教会を中心に拡散傾向が続く中、感染に脆弱な重度障害者の施設をはじめ、さらなる小規模集団感染が発生している。また、COVID-19への感染が確認された大韓航空の客室乗務員が、感染が確認されたイスラエル聖地巡礼の参加者と同じ航空便に搭乗していたことが分かり、この乗務員と接触した人の数に関心が集まっている。

韓国の新型コロナウイルス感染症患者の現状 (単位:人)//ハンギョレ新聞社

 中央防疫対策本部(防対本)は、25日午後4時現在で144人の感染が新たに確認され、国内のCOVID-19の確定感染者は計977人となったと発表した。また、死亡者は計11人に増えた。新天地大邱教会の信者と接触した69歳の女性、清道デナム病院に入院していた58歳の男性、持病で肝硬変を抱えていた36歳のモンゴル人男性(京畿道南楊州(ナミャンジュ))が追加死亡者としてこの日確認された。防対本は大邱で入院中の19歳以上の肺炎患者514人を全数調査した結果、5人の感染者が新たに確認されたと明かした。

 同日、慶尚北道漆谷(チルゴク)の「麦粒愛の家」では、69人のうち22人の感染者が新たに確認された。漆谷郡は、陽性判定を受けた母親の家に11日間滞在して施設に帰ってきた入所者Aさんを最初の感染者と推定している。慶尚北道醴泉(イェチョン)にある極楽マウルでも1人の従事者の感染が確認された。保健当局は、両施設から引き続き感染者が出るものと見ている。防対本のチョン・ウンギョン本部長はこの日の定例ブリーフィングで「施設従事者が多くの方の介護を行った可能性があり、さらに感染者が発生する可能性がある」とし「施設入所者に対する迅速な検査と隔離などの健康保護が最も急がれる。当該地域の選別診療所を強化し、居住施設にいる人を全数検査する」と述べた。

 防対本は、療養病院の医療スタッフを対象にCOVID-19感染管理教育を進めるなど、集団施設や医療機関の感染管理を強化する予定だ。17~18日に1435カ所の療養病院を全数調査した結果、最近14日以内に中国、香港、マカオなどへの渡航歴がある従事者は21人、看病人は38人であることが同日確認された。これらの人員はすべて業務から排除するように措置が取られた。

 大規模教会の副牧師と航空会社の客室乗務員も感染が確認され、追加拡散が憂慮されている。ソウル江東区(カンドング)のミョンソン教会は、通常の日曜礼拝に6万人ほどの信徒が参加する超大規模教会だ。この教会の副牧師は、14日に5人の信者とともに慶尚北道の清道(チョンド)デナム病院で行われた信者の家族の葬儀に参列した。その後の清道でのCOVID-19拡散を受けて21日に保健所を訪れ、保健所の要請に従い自宅隔離をしていたが、24日に陽性判定を受けた。ただし同行した5人の信者は陰性判定を受けている。副牧師は16日午前の礼拝に参加しているため、教会内での追加感染の可能性が排除できない状況だ。ミョンソン教会はこの日、防疫のため閉鎖された。

 また、大韓航空の客室乗務員は、今月20日米国ロサンゼルス発の便で22日に仁川(インチョン)空港に到着。その後、感染が疑われる症状が見られたため自宅隔離された。感染が確認されたため、大韓航空は防疫のため仁川の乗務員ブリーフィング室を一時閉鎖するとともに、機内防疫作業を実施した。この乗務員は、集団感染が確認されたカトリック安東教区のイスラエル聖地巡礼参加者たちと同じ航空便(仁川~テルアビブ線)に搭乗していたことが分かっている。

 新天地大邱教会と清道デナム病院をつなぐ感染経路はまだ明らかになっていない。同病院は前日に文書で、新天地のイ・マンヒ総会長の兄が1月27日から31日まで病院の救急室で入院治療を受けたが死亡し、先月31日から今月2日まで三日間にわたって葬儀が行われたと明らかにした。精神科病棟の入院患者と医療陣を中心に、発熱症状を訴える者が現れたのは15日ごろ。同病院は「精神科病棟の患者たちは、1月22日から今月13日まで外泊8回、外診5回、面会12回の計25回の外部接触の記録がある」とし、「本院は、大韓イエス教長老会所属の教団であり、新天地とは全く関係がない」と明らかにした。防対本は感染経路について様々な調査を行っている。

パク・ダヘ、チョ・ヒョン記者、大邱/キム・イル記者

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/society/health/929825.html韓国語原文入力:2020-02-25 21:59
訳D.K

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