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韓国政府、日本のクルーズ船における韓国人搭乗者を輸送するため軍用機を投入

登録:2020-02-18 00:04 修正:2020-02-18 07:45
空軍の中型輸送機CN235を送ることに 
帰国を望む人たちのための装備も備える
今月14日、COVID-19患者が集団発生し、日本の横浜港に足止めされているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の客室のバルコニーに太極旗が掲げられている/聯合ニュース

 韓国政府が17日、日本の横浜港に停泊中のクルーズ遊覧船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗っている韓国国民の一部を帰国させるため、18日に軍輸送機CN235を投入することにしたと発表した。

 クルーズ船に乗っている韓国人搭乗者は乗客9人、乗務員5人など計14人だ。ほとんどが日本で生活しており、韓国に生活基盤がある人は3人だ。現在14人のうち一部だけが韓国への帰国を望んでいるという。政府がチャーター機の代わりに軍用機の投入を決めたのも、このような理由からだ。

 CN-235は、空軍が1994年1月から導入して運用している中型輸送機だ。スペインとインドネシアが共同開発した双発ターボプロップ輸送機で、兵力の輸送や海岸の哨戒、探索・救助などの多目的任務を遂行する。貨物室は障害物のない円筒型構造になっており、完全武装した兵力48名を輸送できる。負傷者を護送する際は、貨物室の床に担架21個を1時間以内に設置し、4人の医務要員とともに輸送する。

 CN-235は他の軍用機とは異なり、旅客用に使用できるように騒音防止施設とトイレなども備えているという。政府が今回送るCN235は、VIP用シートなどクルーズ船の乗客を輸送するための装備を特別に備えているという。

キム・ソヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/928618.html韓国語原文入力:2020-02-17 21:38
訳H.J

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