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検察、選挙介入・監察もみ消し疑惑で13人を起訴…大統領府狙った捜査が一段落

登録:2020-01-30 06:29 修正:2020-01-30 07:27
ソン・チョルホ、ソン・ビョンギ、ペク・ウォヌ、ファン・ウンハなど 
ユン・ソクヨル検察総長との会議後に決定…イ・ソンユン中央地検長のみ反対
ソン・チョルホ蔚山市長=蔚山市議会提供//ハンギョレ新聞社

 韓国検察が29日、「大統領府選挙介入・下命捜査」疑惑と関連して、ソン・チョルホ蔚山(ウルサン)市長など13人を起訴する一方、「ユ・ジェス監察もみ消し」疑惑と関連して、ペク・ウォヌ前大統領府民情秘書官とパク・ヒョンチョル前反腐敗秘書官など2人を追加で起訴した。

 これで昨年9月の「チョ・グク前法務部長官一家の不正疑惑」から始まった大統領府と文在寅(ムン・ジェイン)政府関係者を対象にした検察の三つの捜査が一段落した。検察は23日、チョ前長官の不正疑惑と関連して、チェ・ガンウク公職綱紀秘書官を在宅起訴することで該当捜査を事実上終了した。大統領府は同日、検察の起訴に対し、これといった反応を示さなかった。

 ソウル中央地検公共捜査2部(部長キム・テウン)は同日、公職選挙法違反などの疑いでソン市長やハン・ビョンド前大統領府政務首席、ペク・ウォヌ前秘書官、ファン・ウンハ前蔚山地方警察庁長など13人を在宅起訴したと発表した。ソン・ビョンギ前蔚山市経済副市長やパク・ヒョンチョル前秘書官、チャン・ファンソク元バランス発展秘書官、民情秘書官室行政官のM氏、蔚山市長補佐官のC氏なども起訴対象に含まれた。

 ユン・ソクヨル検察総長をはじめとした最高検察庁幹部らとイ・ソンユン新ソウル中央地検長、シン・ボンス・ソウル中央地検2次長などは、同日午前10時に最高検察庁で会議を開き、大統領府選挙介入疑惑関連者を起訴するか否かを議論した後、このような決定を下した。この場で、イ・ソンユン地検長だけが起訴反対の意見を出した。

 検察は、ソン・チョルホ市長が2017年9月にファン前蔚山警察庁長に会い、キム・ギヒョン前蔚山市長の側近に対する捜査を依頼しており、ペク・ウォヌ前秘書官とパク・ヒョンチョル前秘書官などがソン・ビョンギ前副市長から不正の情報を入手し、これを再加工して蔚山警察庁に送ったと見ている。検察はイ・グァンチョル民情秘書官とイム・ジョンソク前秘書室長など、同事件と関連された他の人々に対する捜査は引き続き行うものの、今年4月15日の総選挙後に処理方針を決めることにした。

 ソウル東部地検刑事6部(部長イ・ジョンソプ)も同日、ユ・ジェス前釜山(プサン)市経済副市長に対する監察もみ消し疑惑(職権乱用権利行使妨害)に関わった疑いで、ペク・ウォヌ前秘書官とパク・ヒョンチョル前秘書官を在宅起訴した。検察は、2017年末のユ前副市長の監察過程でペク前秘書官が積極的に監察中止の意見を出し、パク前秘書官は反対意見を出しながらもチョ前長官の監察中止の指示を受け入れるなど、監察中止の共犯と判断した。

 大統領府関係者は「検察が捜査中の事案について、いちいち言及するのは適切ではない」と述べた。

イム・ジェウ、ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/926132.html韓国語原文入力:2020-01-30 02:41
訳H.J