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「ナヌムの家」に滞在した「慰安婦」被害者6人の胸像を追加設立

登録:2019-12-25 09:02 修正:2019-12-25 12:41
今月24日、京畿道広州市退村面の「ナヌムの家」で、日本軍慰安婦被害者6人の胸像が建立され、関係者たちが除幕式を行っている=ナヌムの家提供//ハンギョレ新聞社

 日本軍「慰安婦」として連れて行かれ被害を受けた後、京畿道広州市「ナヌム(分かち合い)の家」で生活したハルモニ(おばあさん)6人の胸像が、ナヌムの家の歴史館広場に建てられた。胸像が建てられた慰安婦被害者たちは、故キム・グンジャさんや故キム・ウェハンさん、故キム・スノクさん、故ハ・ジョニョンさんなどで、ハルモニたちは2015年6月から昨年12月の間、最後の憩いの場だったナヌムの家で目を閉じた。

 ハルモニたちの生前の姿をかたどった胸像は、京畿道の支援で彫刻家イ・ヘンギュンさんが製作した。胸像の座台には、ハルモニたちの略歴と生涯が韓国語と英語で簡略に刻まれた。胸像が建てられた広場には、ナヌムの家で生活し、先にこの世を去ったハルモニ10人の胸像も建てられている。イ・ヘンギュンさんは「厳粛で落ち着いた雰囲気を表現した。2011年からナヌムの家の胸像を製作してきたが、今回は6体の胸像を一度に製作した。悲しい気持ちでいっぱいだ」と話した。

 1992年に設立された社会福祉法人「ナヌムの家」には現在、慰安婦被害者6人が生活しており、ハルモニたちの平均年齢は94歳だ。

キム・ギソン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/922004.html韓国語原文入力:2019-12-24 17:46
訳H.J

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