日本軍「慰安婦」として連れて行かれ被害を受けた後、京畿道広州市「ナヌム(分かち合い)の家」で生活したハルモニ(おばあさん)6人の胸像が、ナヌムの家の歴史館広場に建てられた。胸像が建てられた慰安婦被害者たちは、故キム・グンジャさんや故キム・ウェハンさん、故キム・スノクさん、故ハ・ジョニョンさんなどで、ハルモニたちは2015年6月から昨年12月の間、最後の憩いの場だったナヌムの家で目を閉じた。
ハルモニたちの生前の姿をかたどった胸像は、京畿道の支援で彫刻家イ・ヘンギュンさんが製作した。胸像の座台には、ハルモニたちの略歴と生涯が韓国語と英語で簡略に刻まれた。胸像が建てられた広場には、ナヌムの家で生活し、先にこの世を去ったハルモニ10人の胸像も建てられている。イ・ヘンギュンさんは「厳粛で落ち着いた雰囲気を表現した。2011年からナヌムの家の胸像を製作してきたが、今回は6体の胸像を一度に製作した。悲しい気持ちでいっぱいだ」と話した。
1992年に設立された社会福祉法人「ナヌムの家」には現在、慰安婦被害者6人が生活しており、ハルモニたちの平均年齢は94歳だ。