「香港の民主化デモを見て、韓国の青年たちが5月の光州を学び直している」。
光州(クァンジュ)人権会議と光州市民団体協議会、正義党光州広域市党の主管により光州5・18記念文化センター前で行われた28日の記者会見で、正義党光州市党のナ・ギョンチェ委員長は反送中(逃亡犯条例反対)に触発された香港のデモについてこう語った。彼は「青年世代が香港警察の暴力的な鎮圧を見て『ああ、80年5・18の光州もこうだったんだろうな』と関心を持つきっかけになった」と強調した。
これらの団体は同日、来年の光州人権賞候補として香港民主化デモに積極的に参加している香港市民を推薦した。この日は5・18記念財団から毎年人権と人類平和に貢献した国内外の人々に贈られる光州人権賞の来年の候補推薦の締め切り日だ。
彼らは「候補推薦の発表は、香港市民の民主化運動に対する光州市民社会の支持を再確認するために準備した」とし、「光州人権賞候補の審査や受賞などのために、香港市民のデモ参加を補助する役割を忠実に果たしている市民社会団体のネットワーク『民間人権陣線』を正式に推薦する」と明らかにした。これらの諸団体の代表は同日、5・18記念財団のチョ・ジンテ常任理事に推薦書を手渡した。
光州人権会議などは、来月10日に全南大学で開かれる在韓香港市民活動家との懇談会などを通じて連帯を続けていく方針だ。この間、光州地域では、全南大学5・18研究所が21日に「中国と香港の政府は市民に対する反人権的・暴力的な鎮圧を止め、事態を平和的に解決せよ」と題する声明を発表するなど、市民・社会諸団体の香港民主化デモに対する連帯が続いている。