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文大統領の支持率42.5%…中道層の離脱で2週連続で最低値

登録:2019-10-11 08:45 修正:2019-10-11 10:34
リアルメーターの世論調査の結果 
 
中道層の支持率離脱…陣営によって評価大きく分かれる 
共に民主37.5%、自由韓国32.2%、中道層で自由韓国党が逆転
文在寅大統領が今月8日午前、大統領府本館で開かれた国務会議で発言している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政遂行に対する支持率が42.5%にまで落ち込み、先週に続いて再び就任後最低値を記録した。

 リアルメーターが「交通放送」(TBS)の依頼で、7日から8日までの2日間、全国19歳以上の有権者1502人を対象に文大統領の国政遂行支持率を調査(信頼水準95%、標本誤差±2.5%ポイント)した結果、先週より1.9%ポイント下がった42.5%だったことが集計の結果、明らかになった。先週に続き、相次いで就任後最低値を記録し、40%台半ばから序盤まで下落したのだ。否定的評価も2.7%ポイント上がった55%を記録し、2週連続で就任後最高値を更新した。

 リアルメーター側は「『人事聴聞会の当日の借名フォンの通話』『5親等の甥に対する検察の公訴状の内容』『実弟に対する令状請求及び強制拘引』などチョ・グク長官一家の疑惑と検察捜査に関する一連のマスコミ報道の拡散とともに、民生・経済の困難やストックホルム朝米非核化実務協議の決裂が影響を及ぼしたものとみられる」と分析した。

文在寅大統領の国政遂行に対する評価(2019年10月第2週集計)=リアルメーターのホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 理念性向別では、中道層で支持率の離脱が目立った。肯定的評価が1週間で5%ポイント、2週間で10.2%ポイント下落した34.7%だった。否定的評価は1週間で6.6%ポイント、2週間で9.7%増加し、63.3%を記録した。革新層では肯定的評価が75.9%、保守層では否定的評価が81.4%を記録し、文大統領の国政に対する認識が陣営によって大きく分かれることが分かった。

 政党支持率では二大政党の支持率の格差が誤差範囲内に縮まった。共に民主党は0.8%ポイント下がった37.5%で、2週間連続して下落傾向にあった一方、自由韓国党は0.9%ポイント上がった34.1%で、共に民主党との格差を誤差範囲内の3.4%ポイントまで縮めた。

 特に中道層では、共に民主党の支持率が4.3%ポイント下がった30.9%に大幅に下落した一方、自由韓国党の支持率は0.4%ポイントの小幅下落にとどまり、32.2%を記録した。文在寅政府の政権発足以来、中途層で自由韓国党の支持率が共に民主党の支持率を上回ったのは今回が初めてだ。ただし、中道層における自由韓国党と共に民主党の支持率の格差は1.3%ポイントに過ぎなかった。

 詳しい調査概要と結果はリアルメーターや中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。

チャン・ナレ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/912675.html韓国語原文入力:2019-10-10 10:32
訳H.J

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