文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政支持度が、先週に比べて3.3%ポイント上昇し、再び40%後半台を記録した。与党の共に民主党の支持率も6週間ぶりに40%台を回復した。
世論調査専門機関のリアルメーターは26日、「交通放送」(tbs)の依頼で9月23~25日に全国の成人1504人を対象に調査(信頼水準95%、標本誤差±2.5%ポイント)した結果、文大統領の国政遂行に対する肯定的評価は先週に比べて3.3%ポイント上がった48.5%だったと発表した。否定的評価は前週より2.7%ポイント下落した49.3%だった。肯定的評価と否定的評価の差は0.8%ポイントまで縮まった。
階層別にみると、肯定的評価の場合、革新層で前週比3.4%ポイント上昇しており、中途層で2.7%ポイント上昇した一方、保守層では1.5%ポイント下落した。仁川(インチョン)・京畿(7.3%ポイント上昇)、大邱(テグ)・慶尚北道(6.7%ポイント上昇)、ソウル(6.1%ポイント上昇)などでも肯定的評価が大幅に上昇し、大統領国政支持率を牽引した。
リアルメーターは「チョ・グク法務部長官の家宅捜索など検察の捜査に対する否定的認識の拡大やろうそく集会・時局宣言など与党支持層の集団的反発の動き、韓米首脳会談と国連総会での演説など文大統領の訪米の平和外交、リュ・ソクチュン前自由韓国党革新委員長の『慰安婦は売春』発言の波紋が重なったことによるもの」だと分析した。
政党支持度は共に民主党が3.9%ポイント上昇し、42.0%を記録した。一方、自由韓国党は3.0%ポイント下落した29.5%で、再び20%台に進入した。さらに、正しい未来党が5.5%、社会正義党が5.1%、民主平和党が1.4%、我が共和党が1.3%だった。正しい未来党と正義党の支持率はそれぞれ0.7%ポイント、0.2ポイント下落した。
リアルメーターは同日、「交通放送」(tbs)の依頼で「国会議員を含む高級公職者の子供の入試不正に対する全数調査に賛成か否か」について調査した結果(信頼水準95%、標本誤差±4.4%ポイント)、賛成が75%、反対が18%だったと発表した。地域別では大邱・慶尚北道(84.2%)、大田(テジョン)・世宗(セジョン)・忠清(83.0%)、ソウル(77.4%)の順で賛成意見が多数だった。年齢別には40代(84.4%)、50代(79.8%)、30代(79.5%)の順で「高級公職者の不正入試に対する全数調査」に賛成意見を示した。
詳しい調査概要と結果はリアルメーターのホームページまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。