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6カ国協議の韓ロ首席代表が協議…「ロシア代表団の訪朝結果を共有」

登録:2019-09-04 06:06 修正:2019-09-04 08:05
朝米交渉の早期再開の必要性に意見が一致
ロシアのイーゴリ・モルグロフ外務次官(アジア太平洋担当)//ハンギョレ新聞社
イ・ドフン外交部朝鮮半島平和交渉本部長//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮の核問題を担当する韓ロ6カ国協議首席代表が3日、ロシアで膝を突き合わせた。

 外交部は3日、イ・ドフン外交部朝鮮半島平和交渉本部長とロシアのイーゴリ・モルグロフ外務次官(アジア太平洋担当)が4日から東方経済フォーラムが開かれる予定であるロシアのウラジオストクで会い、韓ロ6カ国協議首席代表協議を行ったと発表した。外交部は、「最近のモルグロフ次官の訪朝結果などを含め、朝鮮半島情勢全般について踏み込んだ意見交換を行った」とし、「朝米実務交渉の早期再開が必要であるということで意見が一致し、これを通じて朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着に向けた実質的な進展が得られるよう、共に努力していくことにした」と説明した。モルグロフ次官などロシアの外交部代表団は先月14日に訪朝した。韓国政府は、北朝鮮核問題の解決においてロシアがかなり建設的な役割を果たせると判断している。

 イ・ドフン本部長は来月初めか中旬にワシントンを訪問し、スティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表と協議する計画だという。イ本部長は9月末の国連総会前後に米国を訪問する案や、中国を訪問する案も検討中だ。羅照輝中国外交部副部長が朝鮮半島事務特別代表の役割を担っているとされているが、一部では第2の人物が当該業務を任される可能性もあると見られている。

 イ本部長は先月29日、日本の6カ国協議首席代表である金杉憲治外務省アジア大洋州局長とソウル外交部で協議を行っており、21日には3泊4日の日程で訪韓したビーガン代表と協議した。

 一方、先月29日には米国のワシントンで、イ・ドンニョル外交部平和外交企画団長とアレックス・ウォン米国務省副次官補などの局長級の次席代表が中心となった韓米作業部会会議が行われた。北朝鮮問題や南北関係全般について意見を交換したという。外交部は「韓米作業部会が様々な契機で、各級で随時開催されている」と述べた。

ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/908306.html韓国語原文入力:2019-09-03 18:52
訳H.J

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