本文に移動

カン・ギョンファ外交長官「韓・中、習近平訪韓の重要性に共感」

登録:2019-08-22 20:54 修正:2019-08-23 07:30
韓中日外交会談、決算記者懇談会 
韓国外交部「具体的な時期はまだ調整中」 
中国、米ミサイルの韓国配備に憂慮伝える
21日午前、北京の古北水鎮のホテルで「第9回韓中日外交長官会議」が開かれた中、カン・ギョンファ外交部長官と日本の河野太郎外相が3国会談を終えた後、韓日二カ国会談に先立ち握手している//ハンギョレ新聞社

 今月20日に開かれた韓中外交長官会談で、習近平中国国家主席の訪韓に対する議論がなされたとカン・ギョンファ外交部長官が明らかにした。中国側は米国の中距離ミサイルの韓国への配備可能性に憂慮を示したと伝えられた。

 韓中日外交長官会議を終えたカン長官は22日、北京の韓国大使館で記者懇談会を開き、「(韓中外交長官会談で)これまでの両国間の実質的な協力状況を確認したところ、習主席の訪韓が重要な契機になり、そのために両国が十分に準備しなければならないという点で共感した」と話した。これに先立って文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6月27日、大阪で主要20カ国・地域(G20)首脳会議を契機に開かれた韓中首脳会談で、習主席の早期訪韓を要請した経緯がある。外交部の高位当局者は「われわれは早期訪韓を望むが、具体的な時期はまだ調整中」と話した。

 中国側は今回の会談で、米国の中距離核戦力(INF)撤廃条約からの一方的脱退後に争点に浮上した、米国の中距離ミサイルの韓国への配備問題と関連した憂慮を伝えたという。外交部高位当局者は「すでに国防部が、中距離ミサイルの韓国配備は、『要求も、検討も、議論も、計画もない』と明らかにした」として「軍縮に対する含意が大きいので、関係国が平和的に協議しなければならないという原則的立場を持っているという点を中国側に伝えた」と話した。

 この当局者は。朝鮮半島問題に関連して「現時点では対話の動力を続けさせ、6月末に非武装地帯で朝米間で合意した実務交渉再開のために互いに努力する必要があるという点で韓・中が認識を共有した」とし、「中国側は朝米、南北対話が重要だという点を北側に引き続き発信していると明らかにした」と伝えた。

北京/チョン・インファン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/906784.html韓国語原文入力:2019-08-22 18:52
訳J.S

関連記事