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米国、韓米日協力におけるGSOMIAの重要性を強調

登録:2019-08-10 05:53 修正:2019-08-10 07:12
エスパー米国防長官、「GSOMIAは維持すべき」  
ホルムズ海峡の安全のための国際協力も強調 
チョン・ギョンドゥ国防長官「日本が韓米日協力に悪影響」 
「朝鮮半島の非核化と平和定着に向けた外交努力を後押しする」
チョン・ギョンドゥ国防部長官(右)とマーク・エスパー新任米国防長官が今月9日午前、ソウル龍山区の国防部庁舎で開かれた韓米国防長官会談に先立ち、記念撮影を行っている= 共同写真取材団//ハンギョレ新聞社

 マーク・エスパー米国防長官が9日、ソウル龍山区(ヨンサング)の国防部庁舎で開かれた韓米国防長官会談で、「韓日軍事情報包括保護協定」(GSOMIA)の重要性とホルムズ海峡の安全を保障するための国際協力の必要性を強調したという。韓米日安保協力のレベルでGSOMIAを維持すべきであり、韓国のホルムズ海峡への派兵を希望するという意思を表明したものとみられる。

 国防部当局者は会談後「エスパー長官がGSOMIAの維持が韓日米安保協力に重要だという点を強調した」と伝えた。これに対しチョン長官は「日本が韓国に対する輸出規制およびホワイト国(輸出管理優待措置国、日本は8月2日より「グループA」に名称変更)の除外という経済報復措置を発表し、韓日関係と韓日米安保協力に悪影響をもたらした」と指摘したと、同当局者は伝えた。日本が先に韓日米協力を阻害した点を強調したのだ。

 エスパー長官はまた、ホルムズ海峡の安全を保障するための有志連合の必要性を説明し、国際協力の必要性を強調した。事実上、韓国の派兵を要請したといえる。エスパー長官は冒頭発言でも「韓米両国には戦争の中で結ばれた絆がある」とし、「我々は自由で開かれたインド太平洋地域に対するビジョンを共有している」と強調した。これに対し、チョン長官は「韓国船舶の安全のための措置を検討している」と説明したという。

 両長官は会談後に発表した共同報道文で、「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和定着に向けた外交努力を後押しする」という立場を再確認した。さらに「戦時作戦統制権(戦作権)の移管に向けた条件の充足において、かなりの進展が見られることに注目し、今年末に行われる予定の韓米安保協議会(SCM)で、未来連合司の基本運用能力(IOC)の検証結果に対する議論が行われることを期待する」と明らかにした。

 エスパー長官はこれに先立ち、カン・ギョンファ外交部長官と会談し、韓米同盟の懸案について話し合った。国防長官会談を終えた後は、大統領府に行き文在寅(ムン・ジェイン)大統領を表敬訪問した。エスパー長官はこの場で「トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)委員長の板門店会談は、歴史的な感動的事件で両国間の対話が続けられる可能性を残した」としたうえで、「朝米対話が早期に再開されることを望んでいる」と述べたと大統領府は伝えた。

ユ・ガンムン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/905199.html?_fr=mt1韓国語原文入力:2019-08-09 21:22
訳H.J

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