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ハ・テギョン議員「日本はイランなどに大量破壊兵器物資を密輸出」主張

登録:2019-07-12 22:45 修正:2019-07-13 10:04
日本の警視庁が発表した 
「大量破壊兵器関連物資不正輸出事件リスト」を分析 
「産経、韓国をホワイト国リストから外すよう報道したが 
当の日本の密輸出の事実が明らかになった」
正しい未来党のハ・テギョン議員が12日午後、ソウル汝矣島の国会政論館で「イランなど親北国家に大量破壊兵器物資を密輸出した国も日本だった」と、関連資料を公開している=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 正しい未来党のハ・テギョン議員が「日本がイランなどいわゆる『親北』国家に大量破壊兵器の物資を密輸出した事実がある」と主張した。

 ハ議員は12日午後、国会の政論館で記者会見を開き、「昨年日本の警視庁が発表した『大量破壊兵器関連物資不正輸出事件リスト』を入手して分析した結果、国連の対北朝鮮制裁が実施された2006年から少なくとも16件の大量破壊兵器の物資の不正輸出事件が摘発された事実を確認した」と明らかにした。

 ハ議員は2017年7月の経済産業省の報道資料を根拠に、安井インターテック株式会社が誘導炉を政府の許可なくイラン、中国、タイなどに輸出した事実があるとした。誘導炉は短い時間で加熱体を高温にすることができる器具で、核兵器開発などに利用が可能だといわれている。2016年11月にはIMV株式会社が、規制対象技術である振動試験装置の制御用プログラムを経済産業省の許可を受けずに中国などに提供して摘発されたことがあると主張した。ハ議員は「経済産業省の報道資料によれば、この技術は大量破壊兵器の開発などに転用される可能性があるとされている」と説明した。

 ハ議員は「産経新聞は『韓国がシリア、イランなど親北国家に大量破壊兵器の物資を不正輸出した』と報道し、韓国をホワイト国(安保友好国リスト)から排除しなければならないと主張したが、当の日本がイランや中国など親北国家に大量破壊兵器に関連する物資を密輸出した事実が明らかになった」と強調した。

 ハ議員は前日も記者会見を開き、日本が過去にフッ化水素など戦略物資を北朝鮮に密輸出した事実を日本の安全保障貿易情報センター(CISTEC)の資料を通じて確認したと明らかにした。

キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/901616.html韓国語原文入力:2019-07-12 16:56
訳M.C

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