金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が2回目の朝米首脳会談の直後である「3月1日から2日まで(ベトナム)社会主義共和国を公式親善訪問されることになる」と労働新聞が27日付1面で報道した。労働新聞は、金委員長の平壌出発のニュースを伝えた24日付では「公式親善訪問」の事実のみ伝え、日程は明らかにしなかった。
金委員長が2回目の朝米首脳会談(27~28日)と「ベトナム公式親善訪問」日程を終え、平壌に帰る途中で習近平国家主席など中国の指導部に会うかが注目される。ところが、日程がやや複雑だ。習主席など中国の指導部が、3月3日から始まる“両会”(全国人民代表大会、全国人民政治協商会議)に参加するためだ。両会の期間はほとんど対外日程を定めない中国の慣行に照らして見れば、この期間に朝中首脳の会合がなされるならば、それ自体がもう一つの型破りの出来事だ。金委員長は、1月7~10日に北京を訪問し、習主席と4回目の首脳会談を行なった。
金正恩委員長は26日のハノイ到着直後に、初の公式対外日程で北朝鮮大使館を訪れ、「金日成(キム・イルソン)主席同志とホー・チ・ミン主席が親しく築かれ発展させた両党、両国間の根の深い親善協力関係を、時代的要求に合わせていっそう強固にしていかなければならない」と強調した。金委員長のハノイ北朝鮮大使館訪問には、金英哲(キム・ヨンチョル)、リ・スヨン、キム・ピョンヘ、オ・スヨン労働党中央委副委員長、リ・ヨンホ外相、金与正(キム・ヨジョン)党中央委宣伝煽動部第1副部長、チョ・ヨンウォン組織指導部副部長が同行したと、労働新聞が伝えた。