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今後は独島でもGPS高度測定が可能

登録:2018-12-16 22:42 修正:2018-12-17 09:14
国土地理情報院、新ジオイドモデルを構築
新しいジオイドモデル(KNGeoid17)の構築で、サービスの適用範囲が拡張され独島まで位置情報システムを基盤とした高度を測定できることになった=国土交通部提供//ハンギョレ新聞社

 3次元位置基盤サービスの基盤となる国家ジオイドモデルがアップグレードされる。これまでサービス対象から除外されていた独島も利用範囲に含まれた。

 国土交通部傘下の国土地理情報院は、建設・土木工事や位置基盤産業などで使われる国家ジオイドモデルを高度化したと16日明らかにした。ジオイドモデルは、平均海水面と地球の形を計算し、標準高度を測定する基準となる線を意味する。衛星を通した位置情報システム(GPS)を利用して海抜高度を測量するには、ジオイドモデルを利用して高さを変換をする必要がある。

 2014年に構築された既存の国家ジオイドモデルの精密度は低く、適用地域も制限的だったため実際の適用には限界があった。これに伴い、情報院は17日から既存のモデルを改善した新モデル(KNGeoid17)を提供する方針だ。新しいモデルは、既存のモデルに比べて平均精密度が高まり、建設・土木現場などでの測量への活用性が高まった。特に、サービス範囲が東経125~131度から124~132度に拡大されたため、既存モデルでは提供されなかった独島がサービス領域に含まれた。情報院関係者は「新しいジオイドモデルの開発で、はじめて主権が及ぶ全領土に対する3次元位置基盤サービスが可能になった」と話した。

ノ・ヒョンウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/874616.html韓国語原文入力:2018-12-16 21:40
訳J.S

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