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R&B歌手Ailee、ラッパーZICO、作曲家キム・ヒョンソク氏が平壌で公演

登録:2018-09-17 06:24 修正:2018-09-17 11:21
社会・文化・宗教界の特別随行員 
両大労総委員長らも初めて同行
アイドルグループBlock BのZICOが今月12日午後、ソウル麻浦区CGV弘益大学で開かれたミニアルバムの記者懇談会の前にポーズを取っている//ハンギョレ新聞社

 18日から平壌(ピョンヤン)で開かれる第3回南北首脳会談の特別随行員として、ラッパーのZICO(ジコ)と歌手Ailee(エイリー)が同行する。民主労総と韓国労総委員長も、労働界の関係者の中では初めて首脳会談随行員に名を連ねた。南北首脳会談準備委員長であるイム・ジョンソク大統領秘書室長が16日発表した随行員の面々を見ると、今後市民社会と文化・芸術・宗教界の部門別の南北交流活性化を見越した細心の配慮が窺える。

 労働界と市民社会からは、キム・ジュヨン韓国労総委員長やキム・ミョンファン民主労総委員長、イ・ギボム対北朝鮮協力民間団体協議会会長、キム・ドクリョン民主平和統一首席副議長、キム・ホンゴル民和協常任議長、ペク・ナクチョン・ソウル大学名誉教授らが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と同行する。大統領府が大統領の南北首脳会談に労働界関係者の同行を要請したのは今回が初めてだ。民主労総の関係者は「政府の労働政策に対抗し、下半期の全面スト・総力闘争を準備しているためかなり悩んだが、民族史的課題に対する国民的要求を無視できないと判断し、同行を決定した」と話した。

 文化・芸術・体育分野でもさまざまな人物が同行する。北朝鮮の多様な文化遺跡を見学し『私の北朝鮮文化遺産踏査記』を書いたユ・ホンジュン明智大学碩座教授や、2034年ワールドカップの南北共同開催を提案したチャ・ボムグン監督、1991年の千葉世界選手権大会で北朝鮮のリ・ブンヒ選手と共に南北卓球単一チームの一員だったヒョン・ジョンファ監督らが訪朝することになった。平昌(ピョンチャン)冬季五輪でアイスホッケー南北単一チームのキャプテンを務めたパク・ジョンア選手も同行する。イム・ジョンソク室長は、パク選手が「平昌五輪期間中に親しくなった北朝鮮側の選手らにまた会う日を楽しみにしている」と伝えた。

歌手Ailee//ハンギョレ新聞社
作曲家のキム・ヒョンソク氏が今月3日午前、済州市奉蓋洞の4・3平和公園で開かれた70周年4・3犠牲者追悼式に出席し、「眠らない南道」の伴奏リハーサルをしている/聯合ニュース

 ZICOとAileeは作曲家のキム・ヒョンソク氏と共に、首脳会談期間中に平壌で公演を行う予定だ。イム室長は「今年2月、北朝鮮の三池淵(サムジヨン)管弦楽団の来韓公演や『春が来る』というタイトルで行った南側芸術団の4月平壌公演、4・27首脳会談の晩餐会公演に続き、今回の首脳会談でも南北同胞の心を一つに繋ぐ感動の公演になるだろう」と期待感を示した。

 宗教界からは、カトリックのキム・ヒジュン大司教や曹渓宗のウォンテク民族共同体推進本部長、韓国キリスト教教会協議会のイ・ホンチョン総務、円仏教のハン・ウンスク教政院長などが特別随行員に委嘱された。現在、宗教界は多様な対北朝鮮事業を準備しており、今回の訪朝が今後の南北交流に誘い水の役割を果たせるかに注目が集まっている。曹溪宗は南北仏教代表団によるソウルと平壌の相互訪問など、交流の再開を推進しており、韓国キリスト教教会協議会も最近、平壌のボンス教会のパン工場稼動の再開などに向け、国連に北朝鮮に対する制裁の解除を要求する緊急書簡を送った。カトリック界は北朝鮮のジャンチュン聖堂の復元事業に向けた協議の再開を期待している。

パク・キヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/862316.html韓国語原文入力:2018-09-16 21:20
訳H.J

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