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自由韓国党院内代表の「出産主導成長」主張に民主・正義党「女性を愚弄」鋭い批判

登録:2018-09-06 09:35 修正:2018-09-06 12:34
交渉団体代表演説で「出産主導成長」提案したキム・ソンテ院内代表に批判殺到  
民主「女性の出産を国家成長の道具とみなし…国家主義的」 
正義「金をやれば出産?女性の現実を愚弄している」
キム・ソンテ自由韓国党院内代表が5日午前、国会本会議で交渉団体代表演説をしている=キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社

 5日、自由韓国党のキム・ソンテ院内代表が交渉団体代表演説で少子化の危機克服を通じた「出産主導成長」

を提案したことについて、共に民主党などは「女性の出産を国家成長の道具程度に考えている国家主義的な思考」だとし、強く批判した。少子化問題の本質を歪曲しただけでなく、女性を対象化した点で深刻な性平等意識の不在を露呈したということだ。

 キム院内代表はこの日の本会議で、「昨年、出産のマジノ線といわれる出生児数40万人が崩れた。少子化問題は国政の最優先課題だ」とし、「失敗した既存の枠組みを超え、本当に子どもを産むように画期的な大転換をしなければならない」と主張した。そして、出産奨励金2千万ウォン(約200万円)を支給し、成年になるまで1億ウォン(約1千万円)の手当てを支給する「出産主導成長」を文在寅(ムン・ジェイン)政府に提案した。

 キム院内代表のこのような発言に、各党の女性政治家たちは鋭い批判をぶつけた。民主党のパク・ギョンミ院内代弁人は「結婚と妊娠で職場では顔色をうかがい、法律で保障された出産休暇や育児休暇すら保障されていないのはもちろん、出産と育児期のキャリア断絶を経て、また再就職に成功しても質の低い低賃金の仕事に甘んじなければならないことが、現在の大韓民国の女性たちの現実」だとし、「文在寅政府の政策について国家主義的な発想といっていたキム・ビョンジュン非常対策委員長の一喝はどこへ投げうって自由韓国党が『出産主導成長』という前近代的で奇怪でいやらしいフレームを持って出たのか、嘆かわしい」と指摘した。パク代弁人はまた、「少子化問題は政界の攻防の材料に持ってくるのではなく、当事者の立場で解決策を皆で一緒に考える真摯なアプローチが必要だ」と指摘した。

 正義党の女性委員会も、キム院内代表の発言をめぐり「言葉どおりでたらめで中身がなく、女性の現実を愚弄する言葉」と批判した。「最低賃金の引き上げや福祉拡大と増税を拒否しながら、『金はやるから子どもを産め』と督促しても、女性の状況は変わらない」ということだ。正義党の女性委は「働き口、保育、教育、住宅など、社会全般の不平等問題が解決されなければ、人口の崖時代は決して解けない宿題として残るしかない」とし、「キム・ソンテ院内代表がこの現実をわかっているなら、出産主導成長というでたらめなごまかしの代わりに所得主導成長への転換に向けて直ちに額を寄せ合わなければならない。出産問題を動員して現実を歪曲するキム・ソンテ院内代表には黙ることを要求したい」と一括した。

オム・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/860840.html韓国語原文入力:2018-09-06 08:04
訳M.C

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