パク・キョンソ大韓赤十字社(韓赤)会長は31日、「11月に500人規模の南側離散家族が金剛山を訪問し、先祖供養を行う案を北側と協議した」と明らかにした。パク会長は「この行事が成功したら、来年には平壌(ピョンヤン)で先祖供養する案も推進する計画」だと付け加えた。
パク会長はこれに先立ち、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)放送とのインタビューで、「11月中に南側の離散家族約500人が2泊3日の日程で故郷訪問団を構成することで北側と協議した」と話した。故郷訪問団は実際に故郷を訪問するわけではないが、金剛山を訪れて、離散家族面会所の隣に設けられた望拝壇で先祖供養の儀式を行うと、パク会長は説明した。
パク会長は「供養の後は温泉で休息を取り、翌日には北朝鮮歌舞団の公演を鑑賞するなど、様々なプログラムについて北側と協議した」とし、「三日浦(サムイルポ)から海金剛(ヘグムガン)の美しい景色を見て金剛山を散策するなど、とても充実した2泊3日の日程になるだろう」と付け加えた。
パク会長は「11月の金剛山訪問が成功裏に終われば、訪問地域を他の地域に拡大する案も模索するつもり」だとし、「来年の春からは南側離散家族たちが2泊3日の日程で平壌を訪問する行事も推進する計画」だと述べた。