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大統領府「韓米合同演習の再開について米国と議論したことはない」

登録:2018-08-29 22:45 修正:2018-08-30 07:57
「北の非核化進展状況を見守り、韓米協議で決める問題」 
「朝米膠着克服に南北首脳会談の役割が増した」
キム・ウィギョム大統領府報道官が、大統領府春秋館でブリーフィングをしている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 大統領府が29日、韓米合同演習再開の可能性に言及したジェームズ・マティス米国防部長官の発言に関し「韓米間でこの問題を議論したことはない」として「北朝鮮の非核化進展状況を見守って韓米間で協議して決める問題」と明らかにした。

 キム・ウィギョム大統領府報道官はこの日、ブリーフィングで「現在としては韓米間でこの問題(合同演習再開)を議論したり、米国側から議論しようという要請は来ていないと承知している」として、このように話した。マティス長官は28日(現地時間)、「私たちはシンガポール首脳会談以後、善意の措置として大規模軍事訓練のいくつかを中断した」として「今後これ以上訓練を中断する計画は持っていない」と述べた。キム報道官は、韓米共助に問題はないとしながら「(訓練猶予は)当該軍事演習にのみ適用されたことと理解している」と話した。

 キム報道官は、9月の平壌(ピョンヤン)南北首脳会談の役割が朝米の膠着局面で一層大きくなったと話した。彼は「朝米間が膠着した状況で、この問題を解決し難関を克服するうえで南北首脳会談の役割がはるかに大きくなったと考える」として「ドナルド・トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長も「セントーサ合意」で出てきた朝鮮半島の完全な非核化と朝鮮半島の恒久的平和体制定着という2つの目的を達成する意志は揺らがないと考える。そうした点から、両首脳も文在寅(ムン・ジェイン)大統領にかける期待が高まり、異なる方向に進むことはないと考える」と話した。彼は「9月に平壌(ピョンヤン)で南北首脳会談をするには物理的に時間があまりにもきつくないか」という問いに対して「時間は与えられた条件に合わせていくらでもやり遂げられると考える」と付け加えた。

ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/859736.html韓国語原文入力:2018-08-29 15:13
訳J.S

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