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坡州DMZ調査の結果…やはり“生態系の宝庫”

登録:2018-07-25 22:22 修正:2018-07-28 07:17
京畿道坡州の“平和世界の道”一円で生態資源調査 
クレマチス・トリコトマ、ウマノスズクサなど希少植物22種発見 
絶滅危機のオジロワシ、クロツラヘラサギなど鳥類79種も
京畿道坡州市の平和世界の道6コース(出版都市道)一円に造成されたアカシデ群落地=京畿道提供//ハンギョレ新聞社

 「生態系の宝庫」として知られる京畿道坡州(パジュ)の非武装地帯(DMZ)と平和世界の道一円で、絶滅危惧種のヒメバイカモ、クロツラヘラサギ、ヤマネコなどの希少動物・植物が大挙発見された。

 京畿道は今年3月から7月までの4カ月間、坡州出版都市~伴鴎亭~チャンナム橋に続く坡州平和世界の道4コース(67キロメートル)で「2018上半期生態資源調査活動」を行った結果、合計100科・327属・575種の植物が発見されたと25日、明らかにした。このうち、クレマチス・トリコトマ、ウマノスズクサなど希少植物22種、チョウセンシオン、イチリンザキセンニントウなど特産植物13種と共に、レッドリスト(国際自然保護連盟が作成する絶滅危機野生生物目録)植物も10種が含まれていた。

 「鳥の天国」という名声にふさわしく、鳥類もオシドリ、タマシギ、マナヅル、ハヤブサなど9種の天然記念物を含む14目・34科・56属・79種・9781個体が把握された。絶滅危機1級のオジロワシ、クロツラヘラサギと絶滅危機2級のヒシクイ、マナヅル、ワシ、ヘラサギ、アカハラダカなども把握された。

 特に平和世界の道6コース(出版都市道)一円では、極相林であるアカシデ群落地と絶滅危惧種2級のヒメバイカモが初めて発見された。アカシデは森の変化の最終段階で主に観察される種として、生態系が健康を維持しているという意味だ。哺乳類では平和世界の道の随所でキバノロ、イノシシとともに絶滅危機2級の最上位捕食者ヤマネコの棲息地も確認された。

京畿道坡州の非武装地帯と平和世界の道一円で発見された絶滅危機植物のヒメバイカモ=京畿道提供//ハンギョレ新聞社
パク・ギョンマン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/854801.html韓国語原文入力:2018-07-25 15:52
訳J.S

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