本文に移動

カン・ギョンファ外交長官「ポンペオは北朝鮮と早い時期にまた会うと話した」

登録:2018-06-18 22:21 修正:2018-06-19 07:23
就任1周年記者会見…「年内に終戦宣言推進が目標」 
「北が実質的な非核化措置を取るまで対北朝鮮制裁を維持」 
8月シンガポールでリ・ヨンホ北朝鮮外相との会談を推進
カン・ギョンファ外交部長官が18日午前、ソウル市都染洞の外交部庁舎で就任1周年をむかえメディアブリーフィングをしている/聯合ニュース

 カン・ギョンファ外交部長官は、朝鮮戦争の終息を宣言する“終戦宣言”について「年内に推進することが政府の目的」とし「時期や形式は柔軟性を持って対処していこうと考える」と18日明らかにした。

 カン長官はこの日午前、ソウル市都染洞(トリョムドン)の外交部庁舎で就任1周年記者会見を行い、「(終戦問題と関連して)米国側と緊密に協議をしており、朝米首脳レベルでも議論になったと承知している」とし、このように述べた。彼女は「(朝米共同宣言で)板門店(パンムンジョム)宣言を再確認した。これを通じて米国側にも意志があることが確認された」として「中国も重要な役割を果たすことができるだろう」と付け加えた。これに先立って南北首脳は、4・27板門店宣言(3条3項)で「今年終戦を宣言」することで合意した。

 カン長官はこの日、今回の朝米首脳会談の意味に関しては「南北関係と朝米関係が好循環して、発展できる制度的枠組みが揃った」と指摘した。今後の朝米高位級交渉と関連しては、マイク・ポンペオ米国務長官から「早い時期に再び北朝鮮と対座する」という話をこの日の朝の電話で聞いたと紹介した。カン長官は「ポンペオ長官の意志は速度感をもって臨むということ」と伝えた。関心を集めたドナルド・トランプ米大統領と金正恩北朝鮮国務委員長との電話通話に関しては「まだ具体的に推進されているわけではない」という答をポンペオ長官から得た」と説明した。

 カン長官は、対北朝鮮制裁の解除時期については「北朝鮮が実質的な非核化の進展を、意味ある実質的な非核化措置を取るまでは制裁は維持しなければならないというのが私たちの立場」だとし「(制裁の再考時点と関連しては)米国と常に緊密に共助・共有していくだろう」と答えた。

 カン長官はまた、8月初めにシンガポールで開かれるアセアン地域安保フォーラム(ARF)を契機に、リ・ヨンホ北朝鮮外相との会談を推進する意志も明らかにした。彼女は「緊密に準備し、良い会談になるように努力する」と話した。

キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/849557.html韓国語原文入力:2018-06-18 16:05
訳J.S

関連記事