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シナリオ型・弁護士型・憤然型…李明博が調査を受ける態度は?

登録:2018-03-14 23:02 修正:2018-03-15 08:33
元大統領4人の調査態度はすべて違うが、主要疑惑はすべて否認
李明博元大統領が14日、被疑者の身分で検察の調査を受けるためソウル中央地検に召喚された。検察に召還される歴代5人目の大統領だ。写真左から1995年11月1日ソウル中央地検に召喚された盧泰愚元大統領、1995年12月3日慶尚南道陜川郡で強制連行された全斗煥元大統領、2009年4月30日最高検察庁に召喚された盧武鉉元大統領、昨年3月21日ソウル中央地検に召喚された朴槿恵前大統領/聯合ニュース

 14日に進行された検察調査で、予想通り李明博(イ・ミョンバク)元大統領は多くの疑惑を否認したことが分かった。道谷洞(トゴクトン)の土地も自身のものではなく、ダースも自身のものでなく経営にも関与したことがないとした。今まで検察に“被疑者”として召喚された4人の元大統領も、検察の召喚に応じる方式や調査態度は違ったが、主要疑惑をすべて否認した。

 昨年3月21日、検察に出頭した朴槿恵(パク・クネ)前大統領は、検察調査の時にあらかじめ準備してきた台本を読むような“シナリオ型”に属した。憲法裁判所により弾劾が決定され、11日後に検察に召喚された朴前大統領は、14時間にわたり「チェ・スンシルさんにだまされたという気がしてみじめな心情」「サムスンがチョン・ユラを支援したことも、馬を買ったことも知らなかった」など準備された返事を繰り返した。調査は当日午後11時40分に終わったが、翌朝7時までの7時間ほどは調書を閲覧した。朴前大統領は、検察特別捜査本部1期の召喚通知に3回応じず、パク・ヨンス特別検察官の召喚にも応じずにいて、弾劾後に民間人の身分になってから調査に応じた。

 自身が法曹人だった盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は、自身の疑惑と関連して進退を区分できる“弁護士型”だったという。2009年4月、検察に出頭した盧元大統領は、自身に不利な陳述は最小化しながらも、防御が必要な部分では積極的に意見を陳述したと伝えられた。当時検察は「盧元大統領は事実関係については『そうだ、違う、覚えていない』など短い返答を主に使い、評価が必要な部分については十分に意見を述べた」と伝えた。

 全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領は、検察の召喚通知に“路地声明”で対抗した“憤然型”だった。1995年12月、検察が全元大統領に召喚を通知すると、彼はソウル延禧洞(ヨニドン)の自宅前で「召喚要求およびその他のいかなる措置にも協力しない」と明らかにし、故郷陜川(ハプチョン)に渡った。これに対し検察は、事前逮捕状の発給を受け彼を逮捕し、全元大統領は安養(アニャン)刑務所の独房に収監された後にも「第5共和国の正統性を守護する」として、断食闘争を行い病院に搬送された。

 これとは違い、盧泰愚(ノ・テウ)元大統領は、検察の調査に素直に応じたが実際の調査では「知らぬフリ」で一貫したという。秘密資金造成疑惑などで1995年11月、最高検察庁に出頭した盧元大統領は、フォトラインに立ち「皆さんが胸に抱いている不信、そして葛藤、すべて私が抱いて行く」と明らかにしたが、17時間続いた調査では「言えない」、「覚えていない」、「知らない」という返事だけを繰り返したと伝えられた。

ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/836052.html韓国語原文入力:2018-03-14 17:47
訳J.S

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